テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ご近所物語
前回の日記では、全体的に同感していただけるコメントが聞けてなんかちょっとホッとしました。(わたしの場合は忍者が後ろで戦うシーンもありですよ、Bumpさん。)
「日記」もやっぱり自分の「作品」ですから、ついつい毎回完成度の高さを求めてしまって疲れてしまったところもあったようです。完璧に仔細漏らさず書きとめようとするから、ずいぶん長い文章になって、ピツコちゃんにはこの間「長すぎて全部読めないときもある~。」と言われたし。ちなみにA型じゃないです。あ、でも昔、紙袋持ってスーハーしなきゃいけないストレス性の「過換気症候群」はわずらったことがあるので、立派に「神経質」の仲間入りかもしれません。 ただの私的な日記だと言えば日記なのですが、不特定多数の他人に見られてる、となるとやっぱりいろいろ考えちゃいますね。 でもまあ最近ちょっとしたことが、いろいろあったんで、せっかくなので書き留めたいからぼちぼち行くことにします。 ******** 今年はイタリア、もといミラノは先週木曜日のミラノのサンタンブロージョの祭日から金曜、土曜、日曜と4連休だった。 そういえば、結婚前はこんな休みを利用してドイツの友人宅や、そのころスペインに住んでいた両親のところに、なんにも考えずに行けたのになあ。。。はあ。 どうせ今年も どこにも行けないのは明白なので、楽しめるスケジュールを組んでみた。 木曜日。 ミラノ外で働くおっとは仕事なので、どこにも行けないな、と思っていたら、なんと今はモデナに引っ越してしまったさとちゃんから「木曜日、そっちに行きますからピザ食べに行きま しょう!」との電話が。否応なくOK! そのときの楽しい日記はさとちゃんの写真つき日記で! 結局ジェノバのあと、2日の潜伏期間を置いて風邪を引いてしまい、超鼻声で悪かった。ヤギばっかり責められない。_| ̄|○ 金曜日。 実はこの日は先日書いた同僚のシルビアの引っ越したばかりの庭付き新居に、これも新しい家族のセッター犬ジャダを見に行く予定だった。 が、ジャダは数日前、発見された乳がんの除去手術(人間と違って、おっぱいがたくさんあるから大変なのだ)を急遽することになり、没。 なのでこの日は家でDVDを観たりしてダラダラ過ごすことになった。 土曜日。 この日はMixiで知り合ったお友達の家にお呼ばれされたのだけど。。。 これもそこの長男君が肺炎で急遽入院になって没。おとといやっと彼は退院したようだが、続いて次男君も気管支炎に。早く良くなって欲しいものだ。 実は彼女のところもミラノ北部に家を購入したのだが、我が家に負けないぐらい、問題だらけなのだ! わたし「もしかして親方はルイジって、名前じゃあ??」と念を押して聞いたぐらいケースが酷似している。 彼女「違いますよ、うちのはリーノといいます。」←きっとルイジが何個もセカンドネームとか持っているんじゃないだろうか? で、彼女のおうちを拝見すべく、悪者退治法を一緒に検討すべく、会うことを楽しみにしていたので残念。息子さんたちの回復を待って、リターンマッチを考えたい。 まあしかし、見方を変えれば、この日は何も予定が入らなくてよかった。 おっとは前日、たくさんDVDをレンタルしてきたのにもかかわらず、ソファで爆睡してしまったので、朝、返却する前にまじめに全部観て、午前がつぶれ、午後からはジェノバでもらってきたTV用の家具を買いにIKEAに行った。 それだけでも、次に食料の買い出しに行って、今日中に家の掃除をしなくちゃいけない、とせかせか見ていたというのに、おっとの友人のペルー人の女の子から「ソファをもらったんだけど、運べないの。手伝って~。」と電話が入るとデレデレと「いいよ。あと1時間ほどで行くよ。」と返事をするヤギおっと。 この野朗。っつ~か、この女朗。っつ~か、ヤギたちめ! 年末でごったがえすIKEAでこの後小さな戦闘が始まったのだが、がやがやという声のほうが大きくて、聞かれなかったのが不幸中の幸いだった。 結局この場はおっとに「家の用事が全て済んだ後で手伝う。」という内容の電話をペルー人の女の子にかけなおさせる、という形で、わたしは勝利を得た。 わたしたちはせかせかスピードを2倍速にし、スーパーにすっ飛んでいって次の日のパーティに用意しなければならないものだけをとりあえず買って慌てて戻ってきて夜の6時。 わたし「もう無理でしょ。断れば?」 おっと「何言ってるんだよ?ぼくたち貧乏なんだよ!少しでも家計の足しにバイトしなくちゃ!!」 わたし「。。。。。。。」 このバイトをするとなると、急なことなのでおっとはワゴン車を仕事場に置いてきたものだから、ワゴン車を借りに30kmはあるステファノの家まで取りに行かなければならない。 そこからミラノの中心にあるソファまでも30km。ソファからペルー人の女の子の家までもまた30km。そこからまたステファノの家までワゴン車を置きに行って30km、家に帰って30km。 合計すると150km、5箇所をたった1個のソファのために廻らなければならないのだ。 しかもたった1個のソファだから、そんなに高い金額は設定できない。 どう考えたって、手間とガソリン代がバカみたいだ。 しかしおっとは鼻歌を歌いながら、お気に入りの香水をたっぷりふりかけて出て行った。そして次の朝まで帰ってこなかった。_| ̄|○ 日曜日。 朝、酔っ払って酒臭い息のおっとの布団をむりやり引っぺがした。 おっとは前日出て行く前に「終ったらすぐに帰ってくるよ。」と言ったような気もするのだが、朝帰りはこのペルー人の女の子がおっとの酔っ払い友達ガットの同居人、とわかったところで予想済みだった。怒 この日はずっと前から企画していた「一皿づつお国の料理持ち寄りインターナショナルパーティ」だったのだ。 この時点で家はまだ散乱状態、「ぼくがキッチンを磨き終わるまで始めないで!」と前日豪語したおっとの言葉を守って料理に取り掛かかる前におっとを叩き起こしたのである。 この日の招待客は以下の通り。(上2つがわたしの、下3つがおっとの)まさにインターナショナル。 韓国:目目さん一家 スペイン:アンジェラ一家 イタリア:ステファノ ペルー:独身彼女募集中のチェーザレ ブラジル:離婚したてのエルトン しかし実際来たのは。 韓国:目目さん一家 スペイン:アンジェラ一家 イタリア:ステファノは「知らない人ばかりだから行きたくない。」とあっさり拒否され、独身彼女募集中のアルベルトとラファエレ ペルー:独身彼女募集中のチェーザレ ブラジル:離婚したてのエルトン エクアドル:酔っ払い離婚したてのガットと新しい彼女 予想通り、おっとがちまちまと時間をかけてキッチンの掃除に明け暮れたおかげで、約束の1時になってもまだわたしはせっせと目目夫様直伝の寿司を握っていたのだが、なんとかかんとか間に合った。 目目さんとアンジェラは素晴らしいお皿を1皿だけでなく、何皿も持ってきてくれて食卓がにぎわう。 一方ほとんどがやもめのおっとの招待客たちはダースでビール、ワイン。 イタリア人のラファエレがほうれん草のパイを作ってくれたほかはチェーザレはスーパーで買ってきた鳥の丸焼きと山のようなフライドポテト、エルトンはお金がないからコーヒー(コロンビア産)持参。 なんだか全然インターナショナルじゃなかった。_| ̄|○ おっとの招待客が直前に変更、増大することは予想済みだったけど、男ばっかりでむさいな。。。と思っていたら、やっぱり幸せ家族連れと、女が欲しい不幸男ばっかりできっぱり別れてしまって、最後までウニる(混ざる)ことなく食べるだけ食べて終ってしまった。 人数が多すぎたのも原因だな。なんかみんなに悪かった。カルラたちやさとちゃんたちも誘いたかったけど、誘わなくてよかった。 今度からは少人数で、どっちかの招待客に集中させるに限るな。←こ~ゆ~考え方をするところが、日記に対する考え方と似てる?? こんな感じであっという間に過ぎた4日間。 あ、そうそう。パーティで疲れた翌日の目目さん手作りのキムチと白いごはんは激うまだった!小さな幸せを感じたひととき。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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