テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:エクアドル人のおっとを持つと
お久しぶりです。
みなさん、クリスマスはいかがお過ごしになりましたか? わたしがはじめてイタリアのクリスマスをどうやって過ごしたかは、2年前に書いたのを思い出したのでここに貼り付けとこう。 そういったわけでもう2度と独りきりのクリスマスをイタリアで祝うものか!と決心したのである。 おかげさまで結婚してからというもの、なんとか独りきりのクリスマスは毎年逃れることができているのだが。。。。 ********** 12月22日(金) 夜、おっとが青ざめた顔で帰宅する。「ワゴン車ぶつけられちゃったよ!」 わたし「え~!!今度こそは、ちゃんと警察呼んだんでしょうね?」←我が家のもんで男くんは呼ばなかったために1年半たった未だに裁判中。 おっと「ううん。。配達先の会社で駐車してるときに別のトラックにぶつけられたんだ。で、示談ってことにしたんだけど、相手がオランダ野朗で言葉通じないし、イタリアと書類は違うし、なんとか奴の証明書等はコピーしたんだけど。。。」 わたし「だから、警察呼べって言ってるでしょうが!」 おっと「。。。明日ワゴン車を修理工場に持って行って、クリスマス明けに保険会社に行って来るよ。」 まったくクリスマスの4連休前に。。。 わたしはブツブツぼやきながら、夕食を作ってテーブルについた。 12月23日(土) この日は夕方から目目さんのお友達のM村さんのお宅にパーティに呼ばれた。 おっとは朝から修理工場に出かけて行き、わたしは家を掃除しながら「おっとが帰ってきたら昼ごはんを食べて、買い物に行って、友達を迎えにいって、M村さんち。。」と限られた少ない時間の計画を立てる。 やがて、おっとが予定よりも2時間も遅れて帰ってきた。ああ、もう買い物には行けないな。 わたしは諦めて昼食をテーブルに並べていると背後でぶしゅーっ!と音がして振り返る。 なんと、キッチンの流しの上にある大きなボイラーの下部からシャワーのように熱湯が噴出しているではないかっ!? OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH,NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!????????????????? おっとは慌ててボイラーのスイッチを切り、わたしは急いでそれに連結している暖房のスイッチを止めた。 やがて、熱湯の勢いは収まり、しずくが垂れるだけとなった。 わたしは水浸しになったキッチンをぞうきんで拭きながら「すぐにボイラーの管理会社に電話して!」とおっとに叫び、おっとは電話のプッシュを押す。 おっと「ダメだ。留守電で、営業は27日からって流れてる。。」 ってことは、4日間、いや管理会社が来るまでそれ以上お湯なしで、暖房なしで暮らさなければならないのか? OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH,NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! わたしは頭をぐるぐるめぐらせた。去年の冬は2日で家の中は凍った。4日は絶対暖房なしでは無理だ。となると、 急いでストーブを買いに行かなきゃ!! 時計を見ると3時。友達との約束は4時だから、1時間でストーブを買いに行かなければならない。 すぐに支度をしてクルマをぶっ飛ばす。 クリスマス前でほとんど無人のホームセンターに駆け込むと、あるはあるは、電気ストーブ、石油ストーブ、薪ストーブ、ガスストーブ。。。 おっと「この際だから念願だった薪ストーブを買おうよ。」 わたし「アホたれっ!薪ストーブは煙突の取り付けとか工事に日にちが要るでしょ?」 おっと「じゃ、電気ストーブ。」 わたし「もしかして、嫌がらせで言ってる?そうとしか思えないんだけど?」 おっと「。。。。?」 薪ストーブ、ガスストーブは論外、電気ストーブなんて、わたしは日本の自宅で勉強机の足元に置いて、ひざかけをかけて、夜中に使った記憶しかない。あんなのはそういった小さなスペースを暖めるものであて、今回の場合、非常時用として家全体を暖めるにはやはり石油ストーブだろう。 と、わたしが石油ストーブのコーナーにさっさと行き、暖める距離数を確かめ、お買い得な一品を見つけたときも、おっとはまだ一生懸命電気ストーブを見ていた。 やがて店員が「いかがですか~。」とおっとに近寄ってきた。 おっと「電気ストーブと石油ストーブの違いを教えてください。」 店員はイヤな顔もせず、電気ストーブは小スペース用で、電気代を食う割には暖まらないといい、石油はもっと広いスペース用だと説明する。 おっと「。。。そうですか、ありがとう。ねえ、一日考えない?」とわたしに振り返る。 わたし「緊急で必要なのに、考える余裕なんてなかろうっ!?」 わたしはおっとをせっついて石油ストーブの箱と、石油をレジに運ばせ、クルマに積んだ。 この時点でわたしに疑問が沸いた。「ねえ、あんたもしかしてストーブって、使ったことある?」 おっと「ない。エクアドルじゃ必要ないもの。」 OOOOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHHH,NOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!????????????? やっぱり! このときつくづく、わたしは異国のバナナの国のヤギと結婚したのだな、と実感したのであった。 ******** このあとわたしたちは大急ぎで友達を拾って、M村さんの家へと向かう。 M村さんは人生の折り返し地点を過ぎたばかりの品の良い、独身のおじさまである。 交通の便の良いミラノとコモの中間地点に素敵な広いバルコニーが2つもついていて、見晴らしも良いアパートを持っていて、そのローンも半分は払い終わり、足りないものといえば、奥さんだけなのである! 目目さんに「パーティに来るときは、年下で気立ての良い独身女性をひとり以上連れてきて。」といわれたのだが、あいにく知り合いに「年下で気立ての良い独身女性」が見当たらないのだ。 わたしの周りで独身女性はなぜかとても気がきつい気がする。それか、離婚したばかりか、ちょっと変わった人か、どれかだ。 結局目目さんも独身女性は、ひとりしか見つけられなくて、しかも結婚にちっとも興味のない人で、シャイなM村さんとの距離はちっともせばまらなかった。 その他大勢の客はうちら夫婦と子連れ3組。M村さんにはお気の毒な状態だったが、それなりに食べて食べまくって盛り上がった。 メインは目目さんの日本人のお客さんが持ってきてくれたおでん。イタリアでは食べれない味なだけに超感動。スープ好きなおっとはつゆばかりお皿に3杯も飲み干していた。 話は戻して、M村さんの家にはひとつ大きなシングルルームが開いている。インターネット環境も整っている。家のそばにはスーパーマーケットと郵便局と銀行もあって、その町のドウモは歩いて1分、ミラノとコモ、両方の町に電車で30分で出られる。 これを読んでご興味のある方はわたしの私書箱のほうにメッセージをください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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