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2007.02.08
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ご近所物語
前回の日記では(写真につづく)で終ったロンドン出張。まだまとめていないので、週末の報告。

毎週金曜日は仕事が午前中までなので(正確には15時まで)、出発前、社長が機嫌がいいときに「ロンドン出張者は超過労働時間と差し引きゼロ、ということで金曜日は来なくていいぞ。」と言った言葉を鵜呑みにし、アンナマリア以外は誰もいかなかったのであるが、とにかく難しい性格の社長、金曜日、誰も出社しなかったのを見て、自分が言った事も忘れて切れまくったらしい。「そんなことを言った覚えはないぞ!たとえ言ったから、と言っても来るのが当たり前だろう!!」

社長は南米生まれのノルウエー育ちで、生粋イタリア人なのだが微妙にイタリア人じゃないところがある。

イタリア人が「来なくていい。」なんて言われたら、絶対来るわけがなかろうっ!!

とにかく、金曜日は朝から会社で切れまくっていた社長のことなど、夢にも見ることもなく、おっとに「もういったい何時まで寝てるんだよ!?」と揺り起こされたのが昼の1時だった。

おっとは「てっきり起きてると思ったから、昼ごはんを一緒に食べようと帰ってきたのに。」と鍋を火にかけ、1分パスタに瓶詰めのスパゲッティソースを温めもせずかけてテーブルに置いた。
わたしはまだフラフラしながら、味もわからずパスタを平らげ、おっとがまたすぐに出て行ったのを見て、ベッドに入りなおし次に目が覚めたのが夕方の4時だった。

あ~、よく寝た。スマイル

さっそくPCをつけて「金曜の昼過ぎごろにスカイプしようね。」と約束していた楽天のお友達Katia66さんに慌てて繋ぐ。彼女はかなりおまちかね?だったようで、スカイプを開けたとたんに向こうから電話がかかってきた。3歳の息子君も交えてウエブカムで顔を見ながら長電話。楽しかった。
顔を見ながら電話できるようになったって、うれしいけど、ちょっと不都合。

おっとは毎晩のようにスカイプやメッセンジャーをしている。わたしがシャワーの後、パジャマに着替えて髪も濡れてぐしゃぐしゃなところに「マンマに挨拶して!」と来るので「うげ!!」と髪を手ぐしでときながら、ソロソロとデスクの下から近づき、顔だけ出しピースして「お母さん、お元気ですか~?」と下に引っ込む日常である。
いつもちゃんとしとかなきゃならないし、くしゃみして鼻水もたらせないし、もし、イヤな相手からかかってきても、イヤな顔も出来ないし、退屈だからって、あくびも出来ないし、一長一短だ。

*********

日曜日ははじめてMixiのお友達のさとみーなさんのお宅にお昼ごはんに招待された。
彼女の家は近いといえば近いが、クルマがあればの話で、お互いいい勝負の田舎町だ。←ごめん、そっちのほうがちょっと都会ね。
本心をいえば、わたしだけで行きたかったのだが、しかたなしにセバスチャンおっとの同行と相成った。
約束時間1時間ほど前に掃除の最中、上の棚にあった漂白剤を取ろうとして頭からかぶり(しかも洗濯しようと思って色物の衣類を足元に置いてあった!)、大騒ぎをして少し遅れたのだが、なんとか「昼食」と呼べる時間には到着。←衣類は全滅。涙ぽろり
彼女のお宅は、大きな庭のようなベランダのついた黄色い壁のステキなお宅で、「こんにちは~。」と彼女と一緒に元気な男の子が2人飛び出してきた。
彼女は自称「お嬢様」だが、彼女の発する雰囲気はまさに、お嬢生まれであるのにヤギの大群の中に放り込まれ、野生化したいまや「負け組お嬢」のわたしと違い、「勝ち組お嬢」である!


ああ、わたしも過去を思い出してお嬢らしく、振舞わねば。きらきら


彼女はさっそく料理を温めなおして各種立派な器に盛って出してくれた。写真じゃあまりよくわからないけど眼福眼福。各々の箸の上に長男君が描いてくれた似顔絵が載っているのがまた粋だ。
pranzo

眼福だけでなく京の有名料亭で1年間お仕込みをされた彼女の料理の腕は抜群で、京風らしくコクがあるのに薄味で、上品である。
特に右中央の大皿に盛られた鶏手羽の煮込みは絶品だった。
その深い味を解せないおっとはおずおずと「。。。その~、お醤油ください。(←日本語でなんていうかを知っているのにイタリア語で。緊張が伺われる)」と巻き寿司に醤油をどぼどぼかけて食べるので、自分の躾の足りなさを恥じる。
その横で長男君が「わたしはうさぎなのです。(←言い方が坊ちゃんだ。)」とぽりぽりさやいんげんを食べる姿が愛らしい。
次男君もおとなしくベビーチェアに座ってジュースを飲んでいる。

ちょっと緊張したお食事の後、アールグレイの紅茶を淹れてもらってリビングに移動し、和んできた。
さとみーなさんの旦那さんは仕事の関係で1年のうちほとんどが海外出張である。
なので実質ひとりで2人の小さい子を抱えてこのイタリアで生活し、なおかつ優雅さを失っていないところは見習いたいところである。
彼女の家もうちほどではないけれど、建築上の問題が多くて、家の中を全部見せてもらって呆れてしまった。
こういう破損、建てているときのちょっとした気配りで防げたことだ。ミラノ北部の土木建築業界、腐っていやがる!!

。。とわたしたちだけで喋っていたのでおっとと子供たちが退屈してきた。
さとみーなさんはビデオをセット。「ウルトラマンダイナ」

わたし「あ、これダダじゃない!?」

長男君「違うよ、パワードダダ!」

わたし「バルタン星人ってまだいるんだ!?」

長男君「パワードだって!」

円谷プロめ。。。手を抜いているな。新しいキャラを考えずに古参者に「パワード」をつけてるだけか。
気がつけば、わたしが夢中になっていた。汗

さとみーなさん「いくきーとって、詳しいのねえ。」

わたし「え?あ、おっとが好きだモンで。」←ごめんなさい、大嘘つきました。

そういう会話がわたしたちでなされているとき、おっとは次男君と公文の問題集で遊んでいた。

おっと「すごいよ、すごい!!全部正解だよ、次男君、大天才じゃない?」

さとみーなさん「そりゃ、2歳にもなればね。」

わたし「。。。。。」

そしてわたしはおそろしい話を聞いた。どうやら日本では、もっとすごい幼児が当たり前にいるそうで、もはや「子供の習い事」は趣味の範疇にはならず、Dovere、つまり絶対しなくては孤立していくらしい。
そういえばこの間、ウイリアムの弟の3歳の娘の誕生日パーティでシンデレラの絵のついたこのような知育玩具をプレゼントをし、包み紙を破って、箱を開けて「こうするんだよ。」と説明しだした瞬間に野生サルのように「いらない~!」とおっぽり投げやがった。えらい違いだ!

このあとわたしたちは続けて「ウルトラマンダイナ」を見て、長男君と一緒にお絵描きをして、と日本らしいおだやかな午後を過ごして帰宅したのであった。


さとみーなさん、どうもありがとう。
次はキューバハーフの関西人、LadyRikaさんもご一緒に、ラテンな午後で!!





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Last updated  2007.02.08 20:52:53
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 Hinatabocco@ 大丈夫ですか? いくきーとさん、このブログはもうノータ…
 Ikukito@ ごめんなさい。 >shion0851さん そ。。そうです。26歳だ…
 かつしちー@ おめでと! 色んな偶然があるんですね。 相変わらず…
 shion0851@ そーなんだ 26歳なんですか、そうですか・・・(-_…

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