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2007.02.19
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ロンドンから帰ってきてから、太ももにじんましんが出た。
最初は「異国のサンドイッチなんて食べたからアレルギー起こしたかな?」(←旅行好きなのに、食べなれないものを食べるとお腹を壊すへたれ)と放置していたのだが、治るどころか3週間近く経ち、すねやお腹にも広がってかゆくなってきたので明日いよいよ信用できないので行くのはすご~くイヤなのだが、イタリア医者の診察を受けることにした。

今日はあまりにかゆいので肌にすれる常用のジーンズの着用をやめ、スカートをはき、それには常用の某大型スポーツ店定番リュックは似合わないのでかばんを替え、常用のスポーツシューズもブーツに履き替えて出勤したら、みんなに「なにごとっ!?」と驚かれた。
(おっとには出勤前に「どうせはくなら そ~ゆ~、おばはんみたいなロングスカートじゃなくて超ミニにして欲しいよなあ。」とブツブツ言われたのだが。)

そして今日昼前に銀行に行ったら、いつものブスッとした窓口のおばちゃんもなんだか愛想がいい。「あんた、旦那さんはスペイン系の名前だけど、あんたは日本人でしょ?」

わたし「あ、そうです。よくわかりましたね。」

窓口のおばちゃん「以前アメリカに留学してたときにたくさん日本人と知り合ったからね。で、旦那さんとはどうやって知り合ったの?イタリア?日本?」

わたし「。。。。え~、ハハハ。(後ろに行列が出来てるのになあ。)」

銀行を出て、途中 駅の構内を横切って会社に向かう。
駅の構内で、金髪のお兄ちゃんに「What time is it now?」と聞かれる。

わたし「ええ~っと、ドウディチ オクロック。」←とっさに弱いタイプ

金髪のお兄ちゃん「ドウディチ オクロック!HAHAHA!君、日本人?」←イタリア語

この野朗、イタリア語喋れるなら喋りやがれ~!!

変な日だ。

わたしは昼食を買いに会社の近所のケバブ屋に向かった。

わたし「ケバブひとつください。」←イタリア語

店のおやじ「オール?」

わたし「は?」

おやじはジェスチャーでOK,OK,と平たいパンの中に全ての種類の具を詰め込む。「スリーエウロフィフテーン。」

わたしは10ユーロ札をだした。

店のおやじ「Where are you from?」

わたし「日本です。」←イタリア語

そばにいた店の客「Study?」

わたし「いえ、働いてます。」←イタリア語

店のおやじとお客は「グーッド!」とわたしを送り出した。よくみたらつり銭が20セントごまかされていた。汗

スカートはいただけで、こんなに生活に変化が起こるのか。。。てか、スカートはいただけで、イタリア初心者扱い?(←上級者でもないけれど)
なんだかちょっぴり楽しかった午前中だった。


*********


そういえば、昨日は前回の日記に少し書いたメキシコ人からニセ滞在許可証を買って、本物にすり替え、そのままボンボンイタリア人と結婚したマリソルの家に昼食に招待された。

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彼女はもうすぐ1歳になる男の子持ちである。
前回は書かなかったが、彼女とはウイリアムの元カノ、という縁で知り合ったのだ。
というわけなので、昨日の話題はもちろん、アメリカで行方不明になってしまったウイリアムのことである。
どういう反応を示すかな、と興味深く観察していると、マリソルは「いやぁ、彼女やるわねえ。」とひどく感心している。

マリソル「エクアドル人女性ってのはね、普通体面を気にしすぎて冒険する人が少ないのよ。」

わたし「え、そう?」←意外な発言にびっくり

マリソル「わたしは去年うちの子が生まれるのにあわせて、永住許可証を取ったわ。というか家族計画はもちろんそれを考慮に入れてやったのよ。妊娠中に何度もクエストウラに行くのは大変だったけどこれを手に入れたら、もう2度とあそこに足を運ばなくていい、と思うとなんだって出来たわよ。」

わたし「え、でもイタリア人と結婚したんだし、子供が出来なくてもそのうち永住許可証なんて取れるじゃない?」

マリソル「『そのうち』でしょ?イタリアでは国内で子供を出産するとそれが外国人同士の子供であろうが、母親には永住許可証がすぐに発行されるのよ、知ってた?」

わたし「へえ、それは知らなかった!」

マリソル「わたしの友達にね、バカなこがいるの。3年前あるイタリア人と本当に恋に落ちて結婚したんだけど、結婚当初、まわりに「永住許可証が目当てで結婚したんだろ。」って非難されて恥ずかしくて永住許可証を申請せずにいたのよ。で、現在だんなさんと離婚しちゃって、永住許可証どころか滞在許可証も危うくなってるの。せめて子供でも作っておいたらよかったのに。」

わたし「え~、ちょっとマリソル、そりゃ露骨だよ。」

マリソル「『露骨』?そりゃそうよね。でも考えてみて。彼女がそうして永住許可証を手にしたところで誰が迷惑するっての?誰もいやしないわ。彼女は現在も以前も、永住許可証を作らなかったことでいらない苦労をし続けているのよ?もし彼女が永住許可証を持っていたとしたら、それで余計な苦労をすることのなかった人もいたに違いないわ。だから、ウイリアムの彼女に関しては感心しているのよ。
どうせ、共有する未来がない相手とわかったウイリアムとはさっさとけりをつけて、自分と娘の過ごしやすい環境を娘が産まれる前までに整えたのは正解よ。ウイリアムには可哀相だけど、これも相手の男性は収入が入って喜んだだろうし、誰にも迷惑をかけていないからいいじゃないの。」

そうか。そりゃそうだ。
ウイリアムも劇的に捕らえてしまったが、恋愛、という角度だけで見ればこれは単なる「失恋」だ。
でもでも。。。法的な違法性とかどうなっちゃうの?


確かに誰にも迷惑はかけてないけど。。。。。




なんかわからなくなってきた。
しかし、わかったことがひとつ。
南米人の女性一般がこういうタイプなのではなく「ウイリアムの惚れた」タイプの女性がみんな冒険家だったのだな。


ああ、ウイリアムは今いずこに。。。。。。ほえー





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Last updated  2007.02.19 23:54:16
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 Hinatabocco@ 大丈夫ですか? いくきーとさん、このブログはもうノータ…
 Ikukito@ ごめんなさい。 >shion0851さん そ。。そうです。26歳だ…
 かつしちー@ おめでと! 色んな偶然があるんですね。 相変わらず…
 shion0851@ そーなんだ 26歳なんですか、そうですか・・・(-_…

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