テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:イタリアンなお話
本日ミラノは快晴。
日曜日の交通規制のおかげか?我が社からはレッコの山々がよく見えて、こんなところにいるのがバカバカしくなってくる。 そういえば日曜日はミラノのカーニバルだった。 カーニバルといえば、春が来たことを祝う祭りで、子供たちを中心にたくさんの人々が仮装をして街に繰り出す。 しかしこの日は交通規制で、クルマに乗れなかったし、小雨が降っていたしで、家でぼ~っとしていたのだが、もったいなかった。 ん~、もったいない。。。?という言葉も自分で自分に疑問を感じる。 最近は知らないが。 遠い昔、はじめてのカーニバルがうれしくて、街の中心ドゥモ広場でパチパチ仮装をして歩いている人々の写真を撮っていたら、犬のかっこうをした5~6歳ぐらいの子供が寄ってきた。 わたしは上機嫌で「写真に撮らせてね!」と子供にカメラを向けた瞬間、このガキ、目をカッと見開いて、シェービングフォームをカメラに向かって吹き付けやがったっ!! わたし「うわっ、なんてことするの!?」と叫ぶと、ガキはパタパタと母親らしき女性のところに行ってその影に隠れる。 母親は、謝るどころか あくまで知らんフリをして、ガキの手を引いて人ごみにまぎれやがったのだった。 くっそう!! あんなものを人に向かって吹き付けるガキもガキだが、そんなものを持たせる親も親だ! わたしはレンズに泡がついていないことを確かめ、ティッシュでカメラを拭きながら歩き、バッグにしまいこんだところで「キャ!」「なにしやがる!」という悲鳴が聞こえてきた。 見渡すと、スカラ座に向かうギャラリーの中をスプレーの缶を持って走る5~6人のがきんちょとそれを走って追いかけるおっちゃん。 そのスタート地点ではあるご婦人が黒いコートをピンクや青にそめて困ったように立っていた。 この荒くれイタ猿(←イタリア人のヤングを指す)ども、このご婦人にペンキのスプレーを吹き付けたのだった。 このようにミラノのカーニバルはそれに乗じてエネルギーの有り余った荒くれイタ猿どものうっぷんの晴らし場とも化す。 そうだった、そういえばあれ以来、カーニバルには行かないようにしていたんだった。 しかしそれはミラノの中心だけの話。 我が家の近所では素朴な子供や青年たちが、紙ふぶきを撒いて、同じでもいろとりどりの消しゴムみたいな素材で作られた、簡単に払い落とせるカラースプレーを撒いて楽しんだようである。 カーニバルといえば有名なのはベネチアのカーニバル。 一度は自ら、2度目は友人の付き合いで行った。 とにかくすごい人ごみで、朝の大阪御堂筋線の地下鉄の中を歩くぐらいの覚悟はいる。 しかしそこで撮った写真はみんな迫力のあるものばかり。どこを向いても素晴らしい被写体が闊歩している。 最近はこれはベネチア人ではなく地方やドイツなどの他の国から来たマニアが仮装している場合が多いらしい。 そういや別の年はわたしは忍者のコスプレ、友達はセクシーなカウガールのコスプレしてクラブで踊って楽しかった~♪ う~~~ん、コスプレ大会。いいかも。違) ま、ともかくこの日はぼ~っと借りたDVDを観まくっていたのだがシャレにならなかったのがコレ→ ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き(3月15日発売)(すごい長い邦題。。) まるで我が家を実況中継されたような映画だった。(わたしがジェニファーアニストンのように美人だったらよかったのだが。)観終わった後、2人で言葉を失った。 そうか、これが我々のハッピーエンド? シャレにならん。 。。。。今日はたいしたネタがないね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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