テーマ:夫婦のつくりかた?!(456)
カテゴリ:エクアドル人のおっとを持つと
先週土曜日はとりあえずわたしが折れる形で仲直りしたので、おっとの誕生日プレゼントを買いに近所の大型ショッピングセンターに出かけた。
しかしおっとは欲しいものがたくさんありすぎて、有頂天になりすぎて、もう3回ぐらい広いセンター内をぐるぐる廻っているのにちっともプレゼントが決められない。 わたしはずっと何年も履いたジーンズがみっともない擦り切れ方をして気になっていたので、すでに1周目で新しいジーンズをさくっとゲット♪ 最初からわざと擦り切れさせたデザインのジーンズ、これなら本当に擦り切れるまで履いても、わからないだろう、という貧乏人的判断からの選択だ。 おっとはそれに比べて、洋服を何着も試着したり、靴を店員さんに目の前に山積みにさせたあげくちっとも決まらず、わたしが飽きてきて雑貨屋をうろうろしているときに目の前にあった中古ゲームソフト屋でやっと「これがいい。」と表紙がエロゲーぎりぎりのゲームを手に取った。 わたしは「え~、もっと普通なゲームないの?」といろいろ見たのだが、ゲームソフトの高いこと!最新ゲームは中古でも50ユーロ以上だ。それに比べておっとが選んだのは20ユーロ。 このヤギめ、毎度の事ながらゲームは買ったその日はずっと遊び続けるのだが、クリアがいつまで経っても出来ないらしく、1週間もするともう見向きもしないので、50ユーロものゲームはまさに「お金をドブに捨てる。」ようなものだ。 20ユーロもたいがいだとは思うが、誕生日だし、やっと決めたものだし、これを拒否したらあと何時間いろいろな店を廻らされかねないし、仕方がない。 わたしはおっとの気が変わらないうちにそれをレジに持っていってお金を払い、おっとに「誕生日おめでとう!」とその場で渡した。←こういうやりかたが「冷たい妻」と言われるゆえんか? やれやれと店を出ると、おっとがまた性懲りもなくフラフラとスポーツ店に入っていった。 そこでは冬物の最終バーゲンをやっていて、わたしはさくっと50%OFFだった残り一足のピューマのウォーキングシューズをうっかり勢いでゲット♪ おっとはそれから5足ほど試着したあげく、またもや手ぶらで外に出た。 おっと「。。。。。なんか、今日はぼくの誕生日じゃなくて、君の誕生日みたい。」 ん~、そう言われてみればそう?でもわたしのせいじゃないよね♪ ******* それから食料を買出しを済ませて家に戻ると、もう日本人フットサルの試合に行かなければならない時間ギリギリだった。 慌てて支度にかかるわたしたち。 そこにエルトンから電話がかかった。「今日も日本人フットサルの試合に行くんだろ?」 OOOOHHHH,NOOOOOOOOO!!! 実は前週、わたしが家出中、おっとが最初から参加表明していたエルトン以外にもルイスと奴の友人を勝手に連れて行ったので人数が多すぎて、全員が交代で試合するはめになったため「次回からはマルちゃんひとりで参加をお願いします。」と苦情が出たばかりで、おっとにはきつく「次回からは誰も誘うな!」と言っていたのだ。 なのに。。。。どうするおっと? おっとは「ん~、今日はあんまり気が乗らないんだけど、ちょっと待って。今忙しいから5分後に電話する。」と電話を切り「ねえ、エルトンを連れて行ってもいいでしょ?」とわたしに懇願してきた。_| ̄|○ わたし「え~、ダメだよダメ!」 おっと「。。。ダメならぼくも行かない。」 それは困る。わたしにとってはフットサルの試合は日本人と交流できる数少ないチャンスなのである。 わたし「。。じゃ、試しに主催者に自分でお願いしてみるんだね。」 すぐさま主催者に電話するおっと。やはりちょっと揉めたようだが、しつこいおっとの攻撃に主催者は折れざるおえなくなったようだ。←ごめんなさい、主催者さん。 折り返しおっとはエルトンにOKの電話をする。電話を切ったとたんにエルトンが家のブザーを鳴らした。 あまりの速さにびっくりしているとエルトン「用意してすぐ近所で待ってたんだ。」 ハハハハハハハハハハハハハ。 これだから南米人って強引。 サッカー場に着くと、ボーイスカウトのお祭りをやっていて、試合場は子供で溢れかえっている。 おかげで子供たちが散って行くのを待って試合が始まったのは約30分遅れだった。 待っている間、「日記読みましたよ、大変ですね。」と声をかけてくれた坊主頭のひとがいた。 同じフットサルチーム、ということで最近ミクシで知り合ったヒロさんというひとで、顔も認識しないままマイミクしたので、シャイなわたしは「あ。。。う。。。」と顔が真っ赤になった。 今回はイタリア人も4人参加だったので、おっととエルトン、あと1人日本人を加えたこれぞ本当に「ガイジンさんチーム」と「日本人チーム」で試合が始まった。 滑り出しは明らかに違った。日本人チームが小気味良く、どんどんビシバシゴールを決めていくのに、ガイジンさんチームはちっともゴールが出来ない。 次第にエルトンとおっとが顔を真っ赤にして怒り出し、2人で怒鳴りあっている。 そしてキーパーともうひとりのイタリア人もわめきだし、一人だけ加わった日本人はオロオロしている。 わたし「。。。彼ら、点が入れられないからケンカしてるの?」 二ールちゃん「南米人ってこの間も別口でコロンビア人と試合したけど、本気になるよね~。」 ありまりちゃん「日本人は和気あいあいって、感じ?」 やがて休憩になっておっとが肩を怒らせながらベンチにやってきた。「あのイタ公たち、なんだよ!!自分がスターになりたくて、いくら怒鳴ってもちっともパスしてきやしない!」 二ールちゃん「なるほどね~、イタリア人サッカーって自己中だから。。」 試合再開。 おっとの言葉でサッカー音痴のわたしもやっと状況が見えてきた。 そういえば、おっととエルトン、先ほどわめいていたキーパーともうひとりのイタリア人も「廻せ、こっちだ!」と叫んでいるのに約2名、ひとりで試合場の端から端までボールを離さないで駆け抜ける奴がいる。 エルトンなどは途中で肩を落とし、やる気がない、といった感じである。 それに比べて日本人たちはまるで餅つきのようにリズミカルに全員で「ほいほい♪」とパスをし合って前記の約2名のイタ公から簡単にボールを奪い取ってゴールに繋げていた。 しょせん、寄せ集めガイジンさんチーム、チームワークに完全に欠けているか。 今度の休憩ではおっととエルトンがベンチ(なぜか2人は日本人ベンチ)で2人でさんざん毒を吐いた後、試合に戻り、何かチームでわめき合ってケンカをしていた。汗 この後、試合は少し変った。 それまでは7~8点差だったのが、やっとチームワークに目覚めたようで、上手な試合展開で、やっと3点差まで近づき、ゲームが終了したのだった。よかった、よかった。 わたし「ああ、お腹空いた。」←おっとの(?)買い物のおかげで昼食抜き 二ールちゃん「中華食べに行こ。」←試合の後の恒例らしい。 うれしい♪ 前回はおっとが転んでひざを怪我したおかげで、すぐに帰らなければならなくて残念だったのだが、今回はやっと日本人の皆さんと交流が出来る! ところが。 エルトン「え~、中華ぁ?」 ありまりちゃん「エルトン、中華嫌いなの?」 エルトン「嫌いというより、食べに行ったことない。話だけ聞いていると不潔な感じがしてイヤなんだ。」 ああ、出たよ。エルトンの潔癖症。 おっと「そうだな、じゃあ今回はパスしようか。」 二ールちゃんが「ってことは、いくきーとはこれから家に帰ってごはんを作るの?可哀相だよ。」と助け舟を出してくれる。 ありまりちゃん「そうだよ、一緒に行こうよ!」 わたしはうんうん、と強くうなづく。 おっと「でも今日はいくきーとが誕生日にくれたゲームで遊びたいし、またね~。」 OOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHH,NOOOOOOOOOOOOOO!!! それではわたしがフットサルに来た意味がないではないかっ!!?? しかしヤギ達はそんなわたしのけなげな乙女の願いも完全に無視をし、まだしつこくイタリア人たちに毒つきながら、帰途に着いたのだった。 家に帰って、おっととエルトンがゲームをしだし(めちゃくちゃ古いタイプのゲームだった。)、わたしは不満いっぱいで投げやりになりながら、簡単にパスタだけ作ってよこす。 おっととエルトンは食べながらも「次回はあのスターになりたい野朗は無視して、こうして。。。」と作戦を練っている。 ああ、エルトンはいつの間に常連メンバーになったんだろう? ん、ちょっと待て。 エルトンが常連になるってことは、わたしは次回からもいつまで経っても日本人のみなさんと一緒に中華が食べに行けないって事? しかもエルトン、その気になったところで極貧だから外食なんて「と~んでもない!」と何かと理由をつけて断るだろうし。。。。 こんなことなら無理やりエクアドル人であるおっとを日本人のフットサルチームに参加させた意義は? OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH,NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!! 中華、食べに行きたいよ~~~~~~~~~っ!!!!! わたしが皆さんと交流できる日はいったいいつにっ!!?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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