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2007.04.10
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:イタリアンなお話
お久しぶりです。相変わらず注意体制のため、ブログ更新がままならない状態です。せっかくのコメントにお返事も怠っていてすみません。(全部読んでます!)何かあるたびに「あ、日記に書かなきゃ!」とだけは思っているんですが。。。

この土日月はパスクワ(復活祭)で3連休だった。

金曜の夜はまたまたあのイタロブラジル人の一家に夕食に呼ばれ、エルトンから「フットサルに来てるあのちっちゃい女の子も連れてきて。」と指名を受けたマイミクのありまりちゃんと一緒に出かけた。(←エルトン、彼女に惚れたか?)
しかし今回は2人も大和なでしこが揃っているというのに、あの日本マニアの息子は足をバスケットで骨折して入院中。_| ̄|○
またまたおいしいブラジル料理をたくさんごちそうになって、今度はありまりちゃんと共に家族全員と楽しく会話をして、満足して家に帰ったのだった。

土日の昼間はいつもの週末のように買い出しに行ったり、家の掃除をしたり慌しくすごした。
土曜の夜はエルトンの家の居候一家の赤ちゃんの1歳の誕生日パーティの招待を受ける。夕食にお邪魔したのだが、普段の夕食ならともかく特別な日なのに、オリーブとツナ缶を混ぜたゆですぎて伸びきったスパゲッティ、ふぐ刺しのように皿の模様が透けるほど薄く切ったトマトにこれも上手にピラピラに切ったモッツァレラチーズを乗せたカプレーゼ。エルトンちは電気は裸電球、TVもステレオもない。あまりの貧しさに前日との比がありすぎて、「同じブラジル人なのに。。」と本当に彼らが哀れになってしまった。

日曜の午後はわたしがひとりでしなければならない仕事があったのでおっとを家から追い出す。近所に住むチェーザレが「ま~るちゃん、あそぼ!」と迎えに来たので安心して家から出したらまたベロベロになって夜中に帰ってきた。どうしておっとは一人で行動させるといつもこうなるんだろう?涙

*******

そして月曜日。
朝目が覚めると快晴である。「おっと、こんな日に家に居るのはもったいないよ!どこかに出かけよう!!」
わたしたちはさっそくドタバタと支度をして家を出た。

行く先はずっと気になっていたガルダ湖。
遠いと思い込んでいたのだが、先日行ってきた友人に聞くとミラノからたった150kmらしい。高速道路に乗ってクルマで1~1時間半ぐらいだ。ってことはあの南米ジェノバより近いではないか?
そこは高級温泉保養地として有名なので、温泉に行きたかったのだが、サイトを調べるとどこも予約がいるらしいので「温泉は次回ちゃんと計画して行こう。」と、今回は純観光を目的に出かけた。

家を出て、うきうきしながら高速に乗る。

わたし「あ、デジカメ忘れた!!」

おっと「ええ~!ありえない。出かけるときはいつもデジカメと一緒の君がどうしたの?」

まったくだ。そりゃあ急いで支度したけど、デジカメはちゃんとテーブルの上に置いていたのに。どうしたんだ、わたし?

冷や汗をかいていると、クルマの速度がだんだん遅くなりやがて停まってしまった。

OOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHHHHHHH,NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!
すごい、どこまでも続く渋滞である!!

わたしには計算外だった。「どうして?今日は3連休の帰宅ラッシュでミラノに帰る側が混むはずっ!?」

おっと「。。いい天気だからね。出る人も多いんだよ。」

本当にいい天気だった。熱いアスファルトの上でのろのろと動くわたしたちは、まるでオーブンの中で焼かれているようだ。
最初は日焼け止めを塗り、そのうち帽子をかぶり、それだけでも日差しが避けれないわたしは窓に持ってきた上着をはさんでやっと日差しをシャットした。
それを見ていたまわりのクルマも次々にタオルや上着を窓にはさんでいくのがおかしい。

やっと普通の3倍ほどの時間をかけてガルダ湖の出口に着くと、ここも長蛇の列である!!

ああああああ、もう!!

そこからたったの2~3kmの距離の目的地、湖までなんと1時間もかかった。空いている駐車場を探すのも苦難であったのは言うまでもない。

「や。。やっと着いた。」

しかしクルマから降りて目の前に広がるきれいな湖を見ると、疲れも吹っ飛んだ。「お腹すいたね。なんか食べてから観光に行こう!」

あらゆるレストランが軒を連ねているのに、全て長蛇の列。。。_| ̄|○
やっと並んでいないレストランを見つけて入る。木々に囲まれたテラスから見える湖、ハイソ。湖で摂れた魚を使った料理と地元の白ワインはとてもよく合っていておいしかった。
テーブルに着いて談笑している他のお客はパリッとしたYシャツにサマーセーターを肩からはおった男性や、白いワンピースにシャネルのバッグがよく似合う女性。

おっと「お お お勘定は君のママのクレジットカードで払ってね。」

わたし「あほ~!!あれは禁断のカードなの!」

おっと「チップってどれぐらい払うんだろう?マクドのセット分ぐらい?」

わたし「。。。。めったにこんなところで食べられないんだから、そういう話題やめて。」

せっかくの雰囲気が半減した気持ちではあったが、お勘定以外は極上に満足してレストランを出た。気分はハイソになりつつある。「これからお城を見に行こう。」

わたしたちはぞろぞろとまるで週末の心斎橋筋のような人ごみの中、観光スポットのお城を目指してひたすら歩いた。遠かった。でも、レストランのそばのお城行き遊覧船乗り場は桟橋から誰か落ちるんじゃないかと思うぐらいの人ごみだったしな。。

sirmione(写真は拾い物)
やっとお城が見えてきて息を飲んだ。
お城のそばにはパトカーが何台も止まっていて、プレステ3の発売日の開店前の電気屋の前よりもすごい人ごみの整理に当たっていた。(この写真の桟橋の上が人間の山。)

どうしてイタリア人ってやつは、連休にこぞって湖に集まるんだ!?←ひとのこと言えない。

わたしたちはあきらめて回れ右をして、帰途に着いたのだった。
帰りもすごい渋滞で、高速道路を降りて普通の道を選んだのだが、これも間違いだった。
高速道路は3~4車線あるが、普通の道は1車線しかないのだ。さらに動かず。。。。_| ̄|○

家に帰ったら日がとっぷり暮れていた。

結局湖には遅い昼ごはんを食べに行っただけだったな。往復8時間かけて。
TVニュースを見れば、ガルダ湖だけでなくイタリア全国、夜になってますます渋滞がひどくなっているようである。
わたしたちはこれで学んだ。



「イタリアでは連休最終日は動くべからず。」




今まで貧乏生活が長かったおかげで連休にどこかに行きたくても行ける状態じゃなかったので知らなかった。。(ちなみに現在も貧乏生活続行中♪)





あ~、疲れた。





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Last updated  2007.04.10 22:08:09
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 Ikukito@ ごめんなさい。 >shion0851さん そ。。そうです。26歳だ…
 かつしちー@ おめでと! 色んな偶然があるんですね。 相変わらず…
 shion0851@ そーなんだ 26歳なんですか、そうですか・・・(-_…

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