テーマ:仕事しごとシゴト(23737)
カテゴリ:我が社のないしょ話
土曜の夜はもうすぐ日本に帰国するミクシ友達とんちゃんと、ちずさん、ありまりちゃんとその3人のお友達とおっととでラテンクラブでひさびさに朝まで踊った。
最初に入場した女ばかりにおっとひとりはすんなり入場できたのだが、後から遅れてきた3人のお友達(♂)は「今日はプライベートパーティだから。」と入り口のいかつい黒人のおっちゃんたちに行く手をはばまれたらしいが、ねばりにねばってやっと入場できたらしい。 わたしは「ダンスコーチ」と書かれた前掛けをしたワキガ臭いおっさんに入場したとたんから捕まり、汗だらけの身体を密着させた、セクシーな猛特訓を受ける羽目に。汗 おっとは、とみれば友達に電話しに行ったり、デレデレと他の女の子たちと踊っていて、まったく助けてくれる様子もなく、結婚4年目にもなるとこうも変るか。。と切なくなった。 この日はショーあり、いろいろな音楽ミックスありで輪になって踊ってとても楽しかった。みんなラテンダンス、うまいなあ。 これからは「日本人だしヘタでしょうがないじゃん。」なんて言い訳が通用しなくなってきた。 ******* さてさて、宿題を提出しに行って来た。 1回目も遠い、と思ったがやはり2回目も遠い。う~~~ん、やっぱりここに通うとなったら真面目にクルマの運転を練習しなければ。 今回も同じ会議室に通され、座ると同時にすぐに女社長が現れた。「じゃあ、さっそく宿題をみせてもらいましょうか。」 わたしは宿題のファイルをひろげる。 このいきさつは今の会社のグラフィックチームの同僚たちには伝えていたのだが、さすがイタリア、へたにきれいにプリントアウトしたものなどを出すとすぐにコピーするらしい。(そういえば日本で働いていたときも、新製品を出したとたん中国や韓国に光の速さでコピーされていたな。)デジタルの形式で渡すなんてもってのほか、などなどいろいろ忠告を受けたので、かろうじてわかるぐらいの解像度でプリントしたものを持参したのである。 なので女社長が老眼鏡をかけなおし、食い入るように作品を見るのがなんだか申し訳なかった。 先日の面接ではほんわかしてちょっと頼りなげに感じた社長、宿題を前には鬼に変る。「このパターン柄は生地にプリントするものだからダメよ。ここをこう変えてちょうだい。え~とこれはちょっと色がきついわね。」 わたし「あ、はあ。」 社長「ちょっと待って。プランナーを呼んでくる。」とプランナーを呼ぶ。 彼女たちは最初から打ち合わせていたのか?プランナーが現れたとき、大量の新たな宿題の書類が手にあった。汗 社長はにこやかに「最初の宿題は合格よ。あなた、家で働くことは出来るかしら?」 ああ、やっぱりそう来たか。答えはすでに用意してある。やっぱり両立は無理だし、今の会社の人員整理に遭ったとしても、これだけを内職に食べていくのは無理だ。 わたし「先日も申しましたようにここで働くならば、この仕事に集中したいんです。今週、この宿題を仕事の後、夜にやってみて大変だとわかりました。今の仕事との両立はできません。働くならフルタイム、それ以外は申し訳ないですが出来ません。」 社長もわたしのこの答えを予想していたようである。「そう、でもあなた、家も遠いし、フルタイムで雇うとなるとガイジンをそんな簡単に雇えるのかしら?」 プランナーが「大丈夫ですよ、ちゃんとした滞在許可証があれば。」と助け舟を出してくれる。 わたし「滞在許可証なら問題はないです。来年はいちおう永久滞在許可証を申請する手はずですから。」 社長「わたしはあなたにすぐにでも働いて欲しいのよ。でもフルタイムで雇うとなると息子に聞いてみないとわからないわ。」 どうやら息子が実質上の社長らしい。 社長の母「今息子はバカンスで中国に出かけているから帰ってきてからの返事になるわね。」 わたし「息子さんはいつお帰りになるんですかっ!?」 社長の母「このパスクワのバカンス明けだから5月はじめ。そのときにはまたあなたに連絡するからもう一度作品を持ってきてね。」 わたし「是非、お願いします!ご連絡をお待ちしてます!!」 わたしたちは固い握手を交わし、わたしは外に出た。 いろんな友人からさんざん脅されておそれていた「デザイン持ち逃げ」もされなかった。信用していいかもしれない。 歩きながらにやけてきた。 息子しだいだからわからないけど、フルタイムで働ける可能性が出てきた。あまり期待していなかっただけにちょっとうれしい。 息子にもOKが出ることを祈ろう。 帰宅してさっそくおっとに報告する。「へえ~、いい感じじゃない。でもそれだったら、今の仕事辞めて家で集中してこの仕事をしてもいいんじゃないの?」 わたし「そうなるときっと歩合制になって、時間喰う割には収入が少なくて、ばらつきがあるからダメなんだよ。」(←経験者は語る) この夜、ひさびさに最近慢性化していた頭痛が消えうせた。まだ何も決まってないけど「希望」が見出せたおかげだ。 そして、これもひさびさに朝4時ごろ、間違いFAXで起こされるまでは熟睡することが出来たのだった。 ああ、5月か。まだもうちょっと。。。。。 。。。。。。。。って、本当に連絡くれるかなあ?不安だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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