テーマ:妊婦さん集まれ~!!(4775)
カテゴリ:妊娠子育て中の話
お久しぶりです。体調がまだ完全でないのもありますが、ずっと自宅療養なんでネタがない。。。で、今日は愚痴。(苦笑)
5月のはじめから今まで「自宅安静」をきっちり守り、半日以上ベッドの上でダラダラ過ごしてた。 そして、先日6月終わりの検診でも、またもや「病気証明書」を1ヶ月もいただいて3ヶ月目の「自宅安静」突入である。 会社に通っているときはそんな生活に憧れていたけれど、実際そうなるとつらいものがある。 去年足を骨折して3ヶ月近く「自宅療養」だったときは、意外に楽しかった。 回復に向かって足が少しずつ動く喜び、生まれて初めての経験であった「専業主婦生活」を、足の筋肉強化のために室内自転車をこぎながらTVを観たり、だいぶ動くようになった足をヒョコヒョコ引きづりながら、洗濯をしたり、料理をしたり、掃除をしたりして満喫していたのである。 ところが今回は違う。未だに終わらないつわりも重なって、起きていること自体が苦痛である。 掃除はおっと、 洗濯機はスイッチは入れられるけど、干すのはおっと、 料理も食べ物の臭いをかぐだけでダウンなので、火を通すような料理は全部おっとがしているが、申し訳ないことに大半が食べられない。 買い物もおっと、 各種支払いに郵便局に行くのもおっと、 わたしの病院が遠いので診察も仕事中におっとが送迎してくれる、 毎日外に働きに行くのもおっと。 妊婦を抱える日本の旦那さんたちもこんなことをしているのだろうか? せめて夕方おっとが帰宅したときには玄関の鍵を開けて「おかえり。」と笑顔で迎えたいのに、一日のうちで一番調子が悪いのが夜なので、毎日ベッドの上から弱弱しく「おかえり。」というわたしを見ておっとは「本当に虚弱な女だなあ。」と哀れみと呆れた感情をミックスした苦笑いをするのである。 ***** みなさんご存知だとは思うが、わたしの妊娠が発覚し、妊娠休暇に突入したとたんに我がお嬢母が來伊した。しかも今回は父とパピヨン犬ソフィーさん(仮名)も同行である。 もともとの目的は彼らの「ヨーロッパドライブ旅行&ついでに1週間ほどわたしたち夫婦と一緒に家族海外旅行」だったのだが、わたしの状態を見て家族旅行がダメになったため、失望が激しかったようである。 彼らは日本でまったく旅のスケジュールを決めずに来て、こちら在住のわたしに全ての旅程を考えることを任せたかったらしい。しかしそんなものは「寝耳に水」である! 彼らが来た当時はまだネットも繋がっていなくて、わたしが彼らの希望を聞いたり、旅行地を決めたり、旅行代理店に電話したりFAXを送ったりしている間にどんどん日が過ぎ、結局彼らは2週間も我が家で何もせずいることになったのであった。 何が大変だったかというと、小型犬とはいえ犬を泊めてくれる、母が希望するような5つ星や4つ星のホテルなんて存在しないのだ!!それに対して父は「長旅なんだから2つとか3つ星でいいよ。」というので母との間で揉め事となりわたしは間に立ってオロオロするばかりであった。 なかなか決まらない旅行に父は業を煮やし「もう、日本に電話して旅行代理店を当たる!」といって日本まで豪快に長電話するわ、FAXを送るわで、つめの垢に火をともすような節約生活を続けていたわたしはかなり神経的に参っていたのかもしれない。 そんな中で大出血を起こした。原因は胎盤が子宮から一部はがれたことだった。 医師は「流産のリスクがこれでまた上がったから絶対安静。」と言った。 この事件から我が両親はびっくりしてしまっておとなしくなり、慌てて予定には入れていなかった以前彼らが住んでいた南スペインの保養地に旅立っていった。 それから彼らがスペインに滞在していた2週間は出血もつわりも収まってのんきに過ごしていたのだが、次の予定地であるフランスに向かうため、我が家に彼らが5日間、帰ってきた2日目に大出血した。 彼らが出て行くとそれは収まり、また帰ってくると今度は今までになかったような大大出血が3日間続き、4日目、これはもうダメだと入院の準備までして救急病院に駆け込んだのだが、病院に着いたら皮肉にももう血は止まっていて、迷惑そうに家に帰された。 それは彼らがドイツを旅行するため家を出て行った日だった。 この時医者には「あなた、ずっと自宅療養中でしょ、ちゃんと安静にしているの?」といわれ「はい」と答えると「安静ってのは、精神的にも安静に、ってことよ?ストレスを溜めないように。」と注意を受けた。 おっと「これって両親アレルギーじゃないの?ぼくには考えられないことだけど、本当に君って両親のことが嫌いなんだね。」 わたしもこの出血はストレス&両親アレルギーだとは確信した。 しかし、両親のことが嫌い?というとちょっと違う。 ただ苦手なのだ。 母はご存知の方はご存知のように、女王様のような性格で、彼女の前ではわたしは言葉使いにもハラハラして、下僕な気分になってしまうし、 父といえば、わたしが幼い時からずっと海外を飛び回ってほとんど日本にも我が家にもいなかったので、我が父ながらどんなひとなのかよくわからず、対処に戸惑ってしまうのである。 なので今回こんなに長く家族が揃って同じ時間を過ごすことは、覚えている限り初めてで、どうしていいのかわからなくなるし、彼らが家にいるだけで息が詰まり、緊張してしまうのだ。 おっと「お義父母さんたち、このドイツから帰ってきたらもうまた2週間家にいるんでしょ?どこかに行ってもらえるように言ったほうがいいんじゃないの?」 まったくそうだと思った。 彼らがドイツから戻ってきた。また大騒ぎして今度はパピヨン犬ソフィーさん(仮名)の再入国手続きをわたしを介してほぼ済ませたと同時に、わたしは出血、父はアルプス登山にひとりで旅立って行った。 ベッドの中からパピヨン犬ソフィーさん(仮名)と一緒に家に残った母を見れば、私を気遣って家事を全部やってくれるのはありがたいのだが、それ以外はTVを観るでもなく本を読むでもなく、で一日パピヨン犬ソフィーさん(仮名)をひざに乗せてじっとしている。 そうなると悪い気がして最初はベッドの中からおしゃべりの相手になっていたのだが、さすがに何日も女王様のお相手は疲れてきた。 父がアルプスから帰ってくる日の朝。 わたし「お父さんも今日帰ってくることですし、帰国まであと1週間もあるのだから、どこかにまた日帰りででも旅行されたらどうですか?そうしていただいたらわたしも一日ゆっくり寝れますし。」 別に悪意なく、旅のお勧め&ひとりで居たいことを遠まわしに言ったのだが、母の癇にダイレクトに障ったようである。 母「なんですって!?あなた今だってずっと寝てばかりいるじゃないの?そんなにあなたには自分の両親が邪魔なわけ!?」 わたし「そうじゃなくて、こんなに好天が続いているのに、ずっと家で何もしないでいるのはもったいないし、わたしもずっと家に引きこもられても気を使いますし。」 母「自分の両親に気を使う?ありえないわ(←ありえるのだ!)、やっぱりあなたはわたしたちがうっとおしいのよ。こんなか弱い老人によくもそんなひどいことが言えるわね!家事も何もかも全部やってあげてるのに!」 わたし「家事をやってくれていることには感謝しますよ。でも、日帰りぐらいだったらソフィーさんの面倒は見ますし、犬なしのもっと自由な旅を味わえばいいと思って。。」 母「そうやってマルちゃんに焚き付けられたわけ?だからあんな男との結婚は反対だったのよ!」 なんだとう?この展開は!? 実母とはいえ、この言葉にわたしもついに切れて大喧嘩に発展したのであった。 やがて父がアルプスひとり登山を満喫したらしく、ニコニコと帰ってきた。 母「あなた、すぐにスーツケースの支度をして!今からホテルに泊まりますわよ。」 父「。。はあ?」 この後、父を挟んで小競り合い。 結局は父が「バカバカしい。」と最後まで我が家にいることに決めたのだが、この夜中、彼らはさんざん揉めたようで、次の日父が嫌々ミラノ中央駅付近の犬の泊まれるホテルをインターネットで予約した。 父はこの後、母がシャワーを浴びている間に私のところに来て「お母さんがあんな性格だから疲れるのもわかるが、もうすぐ帰国なんだからもうちょっと我慢して黙っていて欲しかったよ。」とぽつりと言った。 わたしはひどい罪悪感に襲われてうなだれるしかなかった。 やはり、そんなに悪いことをしただろうか? おっと「本当にバッカだなあ。あのお義母さんに、そういう言い方はよくないよ。君は一言多いんだよ。」←さらにうなだれるわたし。 というわけで彼らは日本帰国日までまだ4日もあるというのに明日家を出て行く。今日も母はよほどわたしの顔が見たくないらしく、朝早くから珍しく父とどこかに出かけてしまった。 わたしは、といえば喧嘩をした夜から出血はなかったものの、ひどいつわりで何も食べられずぐったりしてしまったのだが、今日はケロッと収まった。ああ、アレルギー。 しかし話は戻してなんとも後味の悪い話だ。 母は家にいる間、長男の嫁であるのに女の子ひとりしか産めなかったことで祖父母に嫁いびりをされた話を昨日の話のように、ずっとわたしに語り続けていたのである。 今回のこの実娘がしたひどい仕打ちもきっと死ぬまで誰かに語り続けるだろう。 ああ、こんな風に思ってしまうわたしって、なんて親不孝。。。。 やはり悪いが、やはり申し訳ないが、やはりすごい悪人になった気がするのだが、やはりこんなことを日記に書くべきじゃないとは思うのだが、やはりやはり早く帰国して欲しい。あああああああああ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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