カテゴリ:妊娠子育て中の話
現在Ryuは週2回、隣の市でボランティアのお母さんたちがやっている、無料の保育所に通っている。
ラテンの血が争えないのか?大勢で騒いでいることが好きな彼は、ここに通って、 まだハイハイしかできないのにお遊戯に参加したり、 家ではいやがって食べないバナナやりんごもよその子のお皿から奪ってまでバクバク食べたり、 貧乏な両親がとても買えない様な、大きなおもちゃで遊ぶのが楽しくてしかたがない。 そしていつも終わり際には家に帰りたくなくて大泣きするのである。 しかし、ここは母親同伴なので、まあ本当の保育園に通う「慣らし」みたいなものだ。 おととい、9月から始まる市立の保育園の申し込みに行った。 大勢が好きなRyuは家でわたしと2人きりよりもよほど保育園のほうが楽しいに決まっている。 だが、義務教育ではないので、私立の保育園ほどではないが月謝が高い! こうして9月をリミットに仕事を見つけざるおえなくなるように自分を追い込む目的もあった。 わが市はゆるくて、条件として、共働きでなくてもいいし、9月の段階で2歳に達していなくても、2007年12月生まれまでの子供はOKなのだが、近隣の市ではそうではなく、自治体によって違うらしい。 申込用紙は3枚。 1枚目はRyuの名前や住所などの基本データー。 2枚目は「カトリック教の授業を受けさせますか? はい いいえ」 3枚目はカトリック教の授業を受けさせない場合において、どんな授業を受けさせたいかの一覧があった。 Ryuは去年5月に初来日した際、春日大社でお宮参りをした。 わたしとしては「せっかく日本に行ったんだから着物を着せてお宮参りの写真を撮りたいな~。」ぐらいの軽い気持ちだったのだ。 が、神社の別殿にて神妙な笛太鼓の生演奏が奏でられる中、Ryuは立派な桐だか檜だかのベッドに寝かされて、神主さんが長々と祝詞をあげ、巫女さんが鈴がたくさんついた棒でシャンシャンとなでるのを見たときには「ああ、お宮参りって神道の洗礼式だったんだ。」としみじみ思った。 というわけで、Ryuは今のところ神道なのである。なので、何の迷いもなく「カトリック教の授業を受けさせない。」に印をつけた。 おっと「え~、カトリックの教えはやっぱり知っておかないと。。」 わたし「何言ってるの?あんたもカトリック教じゃない(エバンジェリック)くせに。」 しかしその夜中、考えた。 子供にカトリック教を受けさせたくない親ってどんな親? 日本人のほとんどが仏教徒のように、イタリア人の大半はカトリック教だ。 それ以外の宗教って、イスラム教、ヒンズー教、仏教、神道、儒教、ブードゥ教、真光教、オウム教、スパゲッティモンスター教、Etc... 当たり前だけど、みんな外国の宗教か、カルトじゃん? ってことは、Ryuのクラスメイトは外国人か、カルトな怪しい親を持つ子供。。。。 NNNNNNNN NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!! Ryuにはイタリアに住んでいる以上、やっぱり外国人よりも多くのイタリア人と交わって欲しいし、カルトな人々とはやはり関わりになりたくない。 わたしが小学生の頃、転校生がやってきて、自己紹介のときに「はじめまして!挨拶代わりに◎◎教の踊りを踊ります!!」と唄いながら踊りだしたときにはクラス全員で凍ってしまったことを今でも忘れられないのである。 よく考えたら、かく言うわたしも小学生のころはプロテスタントの日曜学校に通っていたが、今ではすっかり無宗教だ。 カトリック教の教えぐらいは、知っておいても無害だろう。 将来、どんな宗教を信じるかはRyuに任せよう。 そういったわけで次の日の朝、「カトリック教の授業を受けさせる。」に印をつけなおして提出した。 受付のおばさん「はい、じゃ受け取っておきますね。」 わたし「あの、受領証とかなにかあります?」 受付のおばさん「いいえ、以上ですよ。こちらから連絡しますから。」 わたし「あの。。いつごろ連絡があるのでしょう?」 受付のおばさん「あるときですよ。」 わたし「。。。。。。」 しまった、申込用紙のコピーぐらいとっておくんだった。 イタリアだってのに、基本的なミスだ。 連絡、あるだろうか。。。? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.14 07:22:06
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