テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:イタリアンなお話
巻頭ですが、追加です。
大昔わたしたちの結婚式の写真を撮ってくれた古い友人の写真家、仁木さんがミサの様子をビデオアップしてくださいました。 http://www.youtube.com/watch?v=7WgNLQQ-KNQ&feature=channel_video_title *** 今日、17時半からミラノの大聖堂ドウモで地震と津波の被害を受けて亡くなられた方々のために冥福を、また生き残された方々のために対応力の恵みを祈るためのミサがあったので、古いブログ友達、目目さんたちと一緒に行ってきた。 いつも肝心なときに病気ばかりのRyuは今回も前日から下痢と嘔吐なので、おっとと一緒に家に置いてきた。(堂内はとても冷えていたので正解だった。) このミサのことはいろいろなところに記載されたり、友人からも回覧板が廻っていたので、大勢の日本人が来ることを見込み、30分早くドウモに着いたのだが、予想を反して日本人はとても少なく、わたしたちは導かれて、最前列に座ることとなった。 しかし、わたしたちの後に次々、日本人が参列し、予定時刻17時半には大きなドウモはあふれんばかりの日本人とイタリア人、外国人、観光客の参列者で埋め尽くされ、少し遅れてきた目目さんの友人は、堂内に入ることも許されなかったらしい。 祭壇には大きく「平安」とかかれた紙が張ってあった。 日本語が堪能なルチアーノ神父が大司教Tettamanzi枢機卿のお言葉を日本語に、ミラノ総領事館長の言葉をイタリア語に、ほぼ同時通訳してくださり、心遣いが身にしみた。 「ミラノ日本人の皆さん、この折こそ、日本は凄まじい試練に見舞われて心が打ちのめされていま す。それでも、第二次大戦後のように日 本は改めて立ち直る威力を震わすだろうことを確信しています。差し当たり、命を無くされた方々のために永遠の平安を祈り、生き残された方々のため に不屈の信念と不滅の力を願いましょう。」 日本人参列者全員が、祭壇で香をそなえる奉香式があり、それが飴色の小さな石のようなものだったのだが、神社仏閣に供える線香みたいでそれを香炉に投げ込むと煙が立ち上り、言葉にならない思いが噴き出してきて、なんだか泣けてきた。 わたしは無宗教だが、堂内全員の意思が一体になった素晴らしいミサだった。 あの煙に込められた祈りが亡くなった方のところに届きますように。 被災地が一日も早く復旧しますように。 ****** 少しずれるが、被災地外のひとが、あまり憂いすぎるのもよくないらしい。(実際はまりかけていた。) ここからは、某MIXI記事の抜粋。 被災地にいない私たちに今、必要なこと 東日本大震災の影響を受け、被災地でない首都圏やほかの地域でも、不安感が高まり、生活必需品が不足するなどの混乱が続いている。しかし、「少しでも被災地のために。被災地への支援を確実にしたい」という思いで、節電や自治体が行う救援物資の受け入れなどに個々で取り組んでいる人もたくさんいる。そこで、被災地にいない私たちが今、気をつけること&できることは何か、専門家に取材した。 ◆これから必要なのはメンタルケア 「今後はメンタルケアが重要になってくると思います」と話すのは、北里大学医学部衛生学公衆衛生学講師の和田耕治さん。地震の被害を受けなかった人でも心のバランスを崩すことがあるという。 「被災地にいる人はもちろん、被災地から離れていても、被災した家族や知り合いがいる人などは特に『なぜ、自分だけ助かったのか』『こんなに普通に暮らしていて良いのか』と自分自身を責めたり、罪悪感を強く抱いたりして、心のバランスを崩していく人も多いのです。逆に、そういった悲しみの感情を感じられない自分にショックを受ける人もいます。いずれにしても、感じ方は人それぞれで当然。自分の今の気持ちを受け止めることが重要です。被災地から離れて暮らす人は、とにかく今ある日常生活をきちんと送ることを心がけましょう」。 自分の心が苦しくなってキャパを超えそうなときは、誰かに話す、日記を書くなどして、気持ちを外に吐き出し、メンタルバランスを崩さないよう過ごすことも大切。 また、テレビをつけっぱなしにするなど、メディアからの情報を取り込みすぎて心に負荷がかかる人もいるという。「メディアを見ないのも一つ。精神的な疲れから体調を崩す人もいます。被災地の状況に目を背けるという意味ではなく、メンタルのキャパシティを超えない範囲で情報を得るようにしては」とアドバイスする。 というわけで、次回からは通常モードで復活するぞ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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