カテゴリ:ご近所物語
昨日はわたしの26歳の誕生日だった。 実はRyuは春からミラノにある日本屋さんのリトミック教室に通っているのだが、なんと!そこの先生がわたしと同じ生年月日、しかも血液型まで一緒なことが判明したのだ。 ここは、日本じゃなくてイタリアのミラノ。そんな狭い日本人社会で「なんてミラクル-!」と2人は思わず抱き合ってしまった。 しかし、そこの先生はとてもとても優秀な学歴と経歴をお持ちの方で、同じ日に生まれながらもこうも違う人生に、落胆してしまったのである。 これも何かの縁、ということで昨夜はお店が終わった後、先生のご自宅に招待され、呑んで呑んで飲み明かした。 毎年この時期はバカンスで廻りに誰もいないので、一人ぼっちの何もしない誕生日だったので、涙がちょちょぎれるほど、うれしかった。 (すみません、年齢は大嘘です) ****** 偶然といえば、今朝変な電話があった。 おっとが出て「いくきーと、日本からみたいだよ。」というので、また我がお嬢母かと思いきや、まったく知らない若造の声で「CAN I SPEAK JAPANIESE?」とたどたどしく聞いてくる。わたしは「YES」と答えて慌てて「はい日本語OKですよ~。」と言った。 若造「インターネットでお宅にホームステイを申し込んだ◎◎ですけど。」 わたし「はあ?」 若造「ずいぶん待ってもまったく返事がないので書いてあった電話番号に自分でかけています。」 え~~~っと。。。。。?6~7年前にまだRyuも生まれてなかったころ一度、コックさんをホームステイさせたけど、それ以来、中古品売買のお知らせぐらいしか、ネットで載せてないんだけどな。 わたし「電話番号間違えてますよ。」 若造「でもミラノですよね?ジュラさんって方と何度もコンタクトしてステイの日取りが決まって、この電話番号もらったんですけど??」 ジュラさん?誰かのハンドルネーム?それにしたって、聞いたことがない。 それともわたしが実はアルツハイマーで、知らないうちにジュラさんというひとに仲介を頼んでた?イヤイヤ。。。 わたし「ごめんなさい、まったく心当たりがありません。」 若造はがっかりした様子で電話を切った。 すぐにおっとに話したら「なんだかわからないけど、うちにホームステイさせればよかったのに。」 その後、用事があったので車に乗り込み考えた。 。。。まさか? わたしって、超とろい!! 「おっと!これって、あの若造、どこかの仲介業者にだまされたんだよ!!」 おっと「え?」 わたし「だって、わざわざ日本から間違い電話で日本人がいる家庭に電話してくるっておかしいよ。偶然じゃありえない。きっと悪徳仲介業者にだまされて、お金だけ払わされてドロンされちゃったんだよ。その悪徳業者も、考えたくないけど、どこかわたしの知り合い筋からわたしの電話番号を手に入れたんだ。超むかつく!!」 わたしはどろどろした気分で家に帰るとすぐ若造の言っていたサイトを見た。 あっさりジュラさんファミリーは見つかった。日本人じゃなくイタリア人だった。プロフィールには「イタリア語、仏語、西語OK」と書いてある。日本語はない。 連絡先を探したが、このサイト、ホストファミリーか、ゲストの登録をしないと何も出来ない。 だがマップでジュラ家を探すと、なんと偶然にも我が家のすぐ近くである。。。 あれ、やっぱりこれって、単なる電話のカケマチガイ??すんごい偶然だけども。 ホストファミリー、ただ単にバカンス中なだけじゃ?? これ以上考えるとストレスになりそうなので若造に同情するのも、悪徳業者案も、辞めた。 おっと「ねえ、これも何かの偶然だよ。またうちに誰か下宿させようよ。」 ちなみにおっとは転職してからまたもや、ものすごい経済危機に陥ってしまった。 わたしも9月から真剣にパートを探さないと、と考えていたが、Ryuが病気で幼稚園を休んでしまったとき、誰もまわりに頼めるような親戚がいないのが引っかかっていたのだ。 コックさんのときもいろいろあったけど、最終的にはすっかり家族のようになって結構楽しかった。(偶然いいひとだったからかもしれないが。) Ryuも赤ちゃんのときほど手もかからなくなってきたし、昼間は幼稚園に行っているし、いいアイデアかもしれない。 あの若造が登録しているサイトにわたしも登録してみようかな? ****** そうそう一ヶ月前、やっとわたしとRyuの盗まれた外国人滞在許可証がクエストゥラで再発行された。 盗まれたものは2年後に期限が切れてまた更新しなければならなかったのだが、今度のものはなんと、無期限! しかもRyuの古いものは父親の名前でエクアドル国籍と、母親の名前で日本国籍と2枚だったが、今回のは表と裏で、2つの国籍が書いてある。ってことは、おっとの更新時、もう何もしなくていいってこと? やったぁ~! おっと「ぼくのも盗まれたほうがよかった。。。」←盗まれた場合の書類は簡単だが、更新はものすご~~~くめんどう。 今度のはもうかばんなどに携帯しないで、家のたんすの奥にしまいこんだ。ちなみにに携帯が原則であるが、誰もそんなバカなことをしていないことが判明したからである。汗 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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