☆恐怖続編 ☆ミラノの住宅事情
結構みなさん、幽霊見るんですね!いや、びっくり。昨夜はまだ昨朝の恐怖が取れなかったのか、悪夢を繰り返し見ては、汗びっしょりで目が覚める、の繰り返し。(ご期待にお応えして続編として書くならば: 最初、川藻みたいなオバケが出てきた。 それが朝見た女になって「あんたが食べたい」って指から食べられそうになる夢とか。。。前からみたら、河童みたいな顔の男だった。怖いでしょ~(>○<)?)そんなわけで、ちょっと寝不足です。************************ 今朝は早朝から、ミラノ県庁へ日本の車の免許証を日本領事館でイタリア語訳したものに判子を押してもらいに行った。この理由をさかのぼると。。。。以前にも書いたが、わたしたち家を探している。 イタリア人もそうと思うが、根無し草のわたしたち外国人には持ち家をイタリアに持つことは、憧れである。 根っこが降ろせる気分になるし、またもや移民法が変わってもこの国に財産があるのは強いことだ。 それに世の中にはあくどい大家がたくさんいて、外国人には法外な値段で物置のような家を貸したり、ひどい奴がいっぱいいる。 うちの場合は家は普通だけど、住民票をとるために正式な契約書をかわすまで、どんなに嫌がられて、さんざん揉めたか!そんな大家たちに(そんなのばかりじゃないとは思うけど)、搾取されるだけの生活は早くピリオドを打ちたい!!というわけである。これだけだったら車の免許とちっとも関係なさそうだが、大あり。 ミラノ中心部は去年から地価が急騰して、私のようなこ~んなぺーぺーのサラリーマンと自営業をはじめたばっかりのあんちゃんの収入では古い時代の(たとえば1800年代とかの)、ボロな狭いワンルームマンションしか買えない。 でも、せっかく買うなら最低でも3部屋つきの1960年以降に建てられた家が欲しいしなぁ。。。 というわけで探すと今のミラノ市に隣接しているのにこ~んなに不便な我が町でも買えやしない。 ミラノ県をはるかに越え、レッコ県やベルガモ県に行けば、やっとあるけど電車や地下鉄の走る街は結構高い(怒)。で、交通機関の走らない街に住むならクルマの免許は必須。こんな感じで若い夫婦がどんどんミラノから出て行き、ミラノも日本と同じようにドーナツ都市化してきてるようだ。そんな時流に乗っかって、私は渋々、ペーパードライバー歴1◎年にピリオドを打つ決心をした。 日本の免許からイタリアの免許への書き換えは自分でも出来るけど、いつものように何個もの役所を行脚するのはゴメンなので、少々手数料を払ってでも、代行できるものは、してしまおうと考えた。まずは自動車協会と近所の自動車学校にインフォメーションを聞きに。どちらも同じような必要書類のリストをくれた。(当たり前だけど)大きく違うのは、代行のお値段。ACI自動車協会 150ユーロ近所の自動車学校 99ユーロ近所の自動車学校は、51ユーロ(約7000円)も安い上、リストに1番面倒な、ミラノ県庁の判子がなかったので、喜んでそちらに全ての書類を渡した。 99ユーロを払って「2,3日中には仮免許ができますから。」と言われ、1週間(怒)も待っていると、受付のお姉さんから電話が。「陸運局からあなたの書類が返送されてきまして、ミラノ県庁の判子が足りないそうです。」やっぱりかい!代行してミラノ県庁に行ってくれるんじゃなくて、ただリストに書き忘れただけかい!!手続きにはミラノ県庁まで出かけて判子を押してもらうのが、私にとって一番面倒な作業なのだ。それさえなければ、代行業者に頼まず、自分で陸運局に行って手続きしてるわい!!そういった背景で、今朝は早朝から小雨の降りしきる中、ブツブツ言いながらミラノ県庁にいた。前回、1年半ほど前、婚姻の証明書に判子をもらうためにここを訪れたときはまだ2年前に施行された「不法滞在者救済処置法」の真っ只中。荒くれ外国人で県庁はごったがえし、列なんかないわ、罵声は飛び交うわ、滞在許可証を待つ警察前よりも始末が悪かった(県庁の職員は脅して外国人を黙らせる技は持っていないので)。 今回は違った。 待たされたのは一緒だが、「不法滞在者救済処置法」の時期も過ぎてか列に並ぶ外国人たちはおとなしい。イタリア滞在の命運が背後にかかったものじゃないからだろう。 あっさり書類は受理されたが、たった1個の判子を押すだけに明日まで待たされる。 しかも11ユーロ(約1500円)もの収入印紙を買って。明日、また行かなければいけない。近所でも、会社の通り道でもないミラノ県庁に。今はまだいい。遠いと言っても隣接都市だから。これが引っ越したら。。。