10年前の交通事故
昨日の日記で10年前の事故のことをいろいろ思い出したので・・・阪神・淡路大震災の年、実家でも地震で倒れて来たタンスで父が肋骨を折り,入院するなどいろいろ大変でした。それが少し落ち着いた1月の終わりでした。長女のヤマハの付き添いをして夕方家に帰ると、真っ青な顔をしたおじいさんが庭で待っていました。「さっき電話がかかってきてよ。何だか、○夫(だんな)が、仕事中に交通事故に遭ったらしいんだ。かなり酷いらしい。」そして紙切れを渡してくれましたが、その手はブルブル。私も受け取ろうとしましたが、手がブルブル震えて。その紙には病院の名前とその電話番号が書いてありました。すぐ病院へ電話すると、あとから電話するとの伝言。仕事中の事故だったので、すぐに会社の上司が病院へ行っていろいろ手配してくれたらしく、夜になって会社の人から電話がありました。「今日は一応大丈夫だから、明日○○駅まで来てください。病院へ一緒に行きますので。ご主人は大丈夫ですよ!」その電話があって、少しホッとしてすぐにパジャマや下着を買いにいったり入院の仕度をしました。家の近所のヨー○堂はもう片付けをしていましたが、事情を話すと店長さんが気持ちよく開けて下さって、手早く選べるように手伝ってくれました。「だんなさん、お大事にね。大変だけど頑張って下さいね。」の言葉が、涙が出るほど嬉しかったな。そして翌日1歳10ヶ月の次男をおぶって電車で約1時間。両手に荷物を下げて駅に着くと、会社の支社長や上司3人が車で迎えに来て下さいました。みんなの顔を見ていると、何だかホッとした気持ちと、不安な気持ち。車の中でだんなのことをボ~っと考え、涙ぐみながら外を眺めていると、助手席のK支社長が振り返りました。そして、ニコニコしながら、「ここの道路、よく嫁さんと通ったんですよ。ドライブしてね。今じゃ行こうって言っても、相手にもされないですよ。」それを聞いた私は、思わずふふっと笑ってしまいました。私が笑ったのを見て、それからいろいろ面白い話をして下さって、(いい方だな~!私を和まそうとして下さってるんだな~。)ってすぐにわかりました。その心遣いはほんとに嬉しかった。そして病院に着きました。長くなるので続きは明日にします。