秋の夜長に、四季のはぎれを組み合わせてこたつ掛けを縫う
この連休中に、素晴らしいこたつ掛けが完成しました。30枚以上ものはぎれを組み合わせて乗せていった、ぐるり楽しいこたつ掛けです。ヨーヨーキルトのカフェカーテン同様、これまたブログに書いたことで実現しました。縫いたいものを山盛り妄想こちらの半年ほど前の記事での妄想がまたひとつ、叶いました。 ***最初は、うちの男児たちがドライブごっこをして遊べるように、との構想でした。山、川、海、谷、草原、街、駅、トンネル、踏切、そして3cm幅ほどの道路を、ぐるりに。デザインを深めていくうちに、次第にそれがいかにも面倒になり、結局は、はぎれの力をそのまま生かすべく、道路だとか何とかはやめてしまって、はぎれのままくっつけることにしました。はぎれのメーンは、デビーマムの30cm角ほどのUSコットンたちです。2008年に10枚1000円で購入。長く温存してきました。イースター、ティーパーティー、ハロウィン、収穫祭、クリスマス。四季折々の暮らしをモチーフとする柄たちが、繊細で愛らしいのです。それを生かすときが、ようやっと訪れました!こたつ掛けの四辺を四季に見立て、まずは、デビーマムたちを配置します。無印良品の生成りの正方形のこたつ掛けを、我が家のこたつ仕様の長方形にして、その上に布たちを乗せていきました。四隅は、ティーポット、りんごの木、収穫祭、そしてクリスマス。そして、隣り合うはぎれ同士が互いに引き立て合うように、残る布の配置を試行錯誤します。基調がホワイトやオフホワイトではなく、ベージュ系なので、まずはそういう色調のはぎれを、はぎれの山からどっさり分離しました。私の選ぶほとんどが、淡い感じの花柄、それも小花柄です。その中からとっかえひっかえ、しっくりくるまで、何度も何度も置いてみました。個性的な柄同士は、それらがいかに素敵であっても、けんかすることがあります。ルシアンのパッチワーク用のはぎれ10枚セットに入っていた、何でもない無地のような柄が、グッジョブ! だったりします。何枚もあててみて、首をかしげ、より良い組み合わせを求めて、別の布を。しっくり決まる瞬間は必ず訪れ、これでいこう! と、納得のゴーサインを出していきました。 ***配置が決まったものから、しつけをかけていきました。超大物ですから、縫っていったら少しずつずれた!ということを避けたかったのです。下のじゅうたんまで縫わないように気を付けて・・。指先を何度、刺したことでしょう。だだだだだっと気持ちよくミシンを掛けて、できるだけ一筆書きになるように進む方向を工夫して、それでも曲がったところはほどいて縫い直して・・・子たちが寝静まってから夜なべすること二晩とちょっと。大作が一気に完成しました。秋の夜長の、至福のひとときでした。 ***ずっしり重たいこたつ掛け。数えてみたら、はぎれ34枚を使っていました。布山は、はぎれの小山が4m減です。布山を生かそう!布山の話題のときは、こちらへトラックバックしています。完成品を、まずはたたんで片付けました。こたつを出してセッティングしたら、写真を撮ってみようと思います。デビーマム(デビー・マム)とは、こういう感じのカントリー調のUSコットンです。とっても繊細でしょ?デビーマムの、2016年のカレンダーを発見!