粗大ごみを捨てにクリーンセンターへ。何とも言えぬ気持ちに。
京都市民が収集車で回収しきれない大きなごみを出すときは、市に予約し番号をもらい、有料で購入したシールに記入。2週間ほど後の指定された日の朝に家の前に出す、ということに、通常はなっています。最近、大きく模様替えをしたため、いろいろ不要になりました。この段取りを踏むよりも、クリーンセンターに車で持ち込んだほうが、手間なく安いのでは?というわけで先週末、行ってきました。京都市は、第2・第4週は土曜も受け付けてくれるのです。このところ、コロナウイルスで蟄居している子たちにも、社会見学のいい機会、と思ったのだけれど、ごみを車に積んだら、子たちは乗れませんでした。おするばん。夫婦で出かけました。いやいや、システマティックでびっくり。マークシートに氏名や車ナンバー、ごみの種類を記入。係員さんが、リサイクルの家電四品目がないことを確認。車ごと計量。ごみを捨てる。その後計量。こうしてごみの重さを割り出し、廃棄手数料が算出される、というわけ。100キロまで、1000円です。捨てる場所では、数メートル下でゆっくり動く幅広のコンベアー目がけて放り投げてください、と指示されました。壊れてしまった座椅子をふたつ、投げ捨てました。コンベアー上に落ち、折り重なって運ばれて行きました。このものたちの命をいま、私が終わらせた。何とも言えぬ実感がこみあげてきました。なむあみだぶつ。短い間でしたが、ありがとうございました。・・・ちなみに、座椅子がなぜ壊れたかというと、ちびが、背もたれに登るからです。背もたれに登るの厳禁。厳しく禁止です。このほか、棚や敷物、ごはんをおいしく炊けなくなった炊飯ジャーも。すさまじい音をたてて落下しました。ごみは計40キロでした。領収書には、0.1トン、と記載されていました。 ***私たちはこのものたちを、使い切っただろうか。成仏してくれるだろうか。帰った後、広くなった部屋にぺたんと座り込むと、見てきた光景が思い出されました。夫も同じようでした。これから物を手に入れるときは、処分するときのことまで考えよう、とお互い、言い合いました。断捨離でゆとり生活先日の鍋敷きの、編みかけのところ。いびつさも味、ということで。