HONEY PIE'S SILVER SHELTER

長瀬（主人公）の古い知り合い？で婦女子にもてるヤクザ、
田辺ヤス夫役。

わかりやすいキャスティングで。
コメディのＴＶドラマ仕様に毒気は抜いてあるにもかかわらず、
長瀬くんとメンチきり合うところなんざ、もー迫力充分で、
しこたま笑えましたー。
聖也さまよりこっちのほうが、北村さんの神宮球場だな。
あ、甲子園かな、ホーム・・・

ドラマの脚本自体が、かなり面白くて。
あっしの大好きな古典「粗忽長屋」をヤクザ版で焼きなおすとわ。

長瀬くん（役名忘れた）が岡田くん（というジャニの人だと思ふ）に、
「俺一人じゃだめなんだよ、おまえが来ないとさぁ。」とか言う。
こりゃー夜王の聖也さま→蓮のセリフに近い（笑）

頼られて嬉しくてじゃあ行っちゃうぞという流れなんだろうわけだが。

岡田「俺が来ないと？・・・」
ここで長瀬が放つ、
「落ちがつかねぇんだよっ！」
岡田受けて、にんまりしながら答える、
「・・・しょうがねぇなぁ。」

関係が切迫していても、落ちをふられりゃ、のりやすい。
恐れ入りました。

人が銃殺されてからの北村さんのぼけっぷりも実に可愛らしい。

結局、ヤス夫は「粗忽長屋」の“熊”と等価の役どころ。
まさか北村さんの熊が見れるとは、思わなかったな（笑）
しかも、十全に機能していたから、いや、素晴らしい。

横山やすしフルスロットルも未見、この先、いろいろ楽しみだなー。
おっとこまえだけでも充分なのに、ねぇ（笑）
こんなに面白い俳優が、あんなに素敵な聖也さまを演じてくれて。
あの日、縮毛矯正に行った自分、久しぶりに幸運だったと思うこの頃。

閑話休題。

あっしは今、船舶関連の仕事をしているのだが、
いつも一方的にクレームの電話を入れるだけなのに、
その都度バカ話をふっかけられる面白いけどうぜぇ先輩社員が、
弓削商船高専卒であることが判明した。

苦い事実である・・・

海賊になりたい男の子（笑）は、いつも一定数存在しているらしい。
船の学校に行って、その後実際に、キャプテンまでにもなったりして。

今も、７つの海を航海している。