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テーマ:DVD映画鑑賞(14212)
カテゴリ:北村一輝道
北村さんは、歌舞伎役者の金子長十郎役。
はーーーー。似っ合-う! ここまで似合うとは思わなかったぞ、 直撃だ、撃沈。 いいわいいわー、色っぽいっす、役者絵から抜け出たみたい。 その、頬の立皺が、堪らんです。 いや、みうらや、全然いらないから。 やっぱ、つだやっしょー、いよっ、日本一! 演目知らないんだけど、せり上がって来て巻物咥えてるから、 石川五右衛門かしら? んー、白浪ものになるのかすらよくわからんが、 荒事で六方踏んで花道、って、これ北村さんがやってるのかな、 様になってる。驚き。 生島役じゃないのに、衣装箱から北村さんが出てきたのは、 わが意を得たりと言うところで(笑) 天英院との濡れ場は、帯をとく音がとてもエロいので、 なまじへんに音楽をかぶせないでくれればなー。 囁くようなヘリウム声が鼓膜を愛撫して、 背徳の情事をいやがうえにも盛り上げるのよね・・・ あはあは。書いてて恥ずかしいわ。 まま、歌舞伎だけに、傾くと。も、よろっと。 北村さんの出番は少なくて、他には道成寺のクライマックスで、 舞台上手から飛び出してきてお客に逃げなと叫ぶ、だけなのだが。 着物のすそをちょいとからげて花道を駆け抜ける様が、 きゃーっ、いなせーっ! 粋な小政の旅姿、か な り、期待できそうだぜ、こりゃ。 ふははははは。 ええと、あとはですね、 ゴージャスなお着物ときれいな女優さん、 絵葉書のような日本くらいしか見るところはないなぁ。 あんな火事があったら、半鐘ならすよね、 悠長に祭りを続行したりするかな? お江戸の火消しは、基本、破壊消防っすからね、 類焼防ぐために建物をぶっ壊して大騒ぎのはずなんだが。 とにかく月光院がバカ過ぎて、話にならん。 素手で錠前ぶっちぎるしねぇ! いじめられて当然というか、罠の一つもかけたくなりますって。 見れば見る程、高嶋さんのヒールが目立たなくなってくる。 いけませんです。 うろ覚えだが、確か歌舞伎に「もどり」とかいうのがある。 序盤どう見ても悪人なんだけど、実は、正義の人でしたという、 どんでん返しのことなんだけれど、 悪い意味で、ずぶずぶと沼地に足をとられるようにもどらされて、 全然、すっきりしないのよ。 罠すら、なんの役にも立たなかったというオチじゃ、 徒労感しか残らない。 ドラマを盛り上げる都合だけで磔刑にされてしまった生島、 その無念の程、いかばかりか。 同情します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 21, 2007 12:41:46 AM
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