これまでの10年の歩みを少しだけ紹介します。
相変わらず(当然ですが)弱視のまま
身体障害者手帳5級
ほぼ割引券として利用してます笑
他にあった障碍もまぁよくなることはなく
うまく個性として付き合ってます。
この20年で世の中は大きく変化しました。
障碍を持っていても受け入れる受け皿も広がり
また、障碍を持っていることを個性として
むしろメリットとして捉えられることもあるような
そんな世の中になりました。
まだ生きづらいと思うこともあるけれど
でも世の中は確実に変わってきています。
障碍があろうがなかろうがあなたはあなた。
かけがえのない存在なんですよ
さて、前回の更新後、中3の冬に一度、
副鼻腔炎のオペをしました。
冬になる度、何度も何度も副鼻腔炎に襲われ、
その度にひどい頭痛で通学ができないほどに。
毎回、抗生剤と痛み止めで騙して過ごしてきましたが
もう、オペに頼ろうということになりました。
オペは全身麻酔で鼻から器具を挿入して
脳に向かって続く骨に穴を広げ溜まった膿が
外に排出されやすくするのですが
当初の先生の想像を越える鼻の通路の狭さで急遽、
幼児用の器具に変更して処置をしてくれました。
一歩間違えれば脳に傷を付けてしまうため
決して簡単なオペではないよ、
と言われていたのでとても心配しましたが
さすがオペのプロ、日向。
しっかり眠って、全信頼を先生に預け、
帰還した日向は驚きの回復力をみせ、
あっという間に全快してみせました。
今ではあの辛かった頭痛の日々が嘘のように
元気に過ごせています。
中学受験をして、中高一貫校に入学
中高では6年間、音楽部に所属し、
高校の時には全国大会にも出場。
なんと、2年連続で賞を獲得しました。
弱視の日向は譜面なんて見えないので、当然全部暗譜。
本当に楽器演奏に打ち込んだ6年間でした。
お母さんも、なんだかんだ、楽しかったな。
そんな日向、今は大学2年生になりました。
考え抜いて選んだ学部に通い
バイトもしつつ、お友達と旅行しまくりの日々
人生を精一杯楽しんでいるようです。
これまで、数々の苦労と痛みに向き合ってきたのに
そんなことを全く感じさせない、
いつも明るく前向きで、
笑顔の似合う素敵な女性になってくれてありがとう。
本当に日向の頑張りには見習うことが多いなって
思っています。