のらりくらりと・・・あくせくと・・・

「恋する神父」と一緒に借りてきた作品です。
なぜかこの「親切なクムジャさん」のタイトルは、イ・ヨンエ主演ということで何回も耳にしているにもかかわらず、作品の内容については全く何もインプットされていないままでした。
今となってはその方が不思議に思えてしかが無いのですが、タイトルからして、とってもほのぼのハートウォーミングストーリーだと勝手に思い込んでいたのでした。
だって『チャングム』、『クムジャ』なんとなし同じ展開かと・・・。

で、タイトル画像（左上）からしても、気持ち良く泣ける美しい作品だろうと言う思いで見始めましたが、いえいえ、これがとっても強烈な作品なんです。少しでも覚悟が出来てるとまた違った印象だったのかもしれませんが、どんどんその強烈さが増していき、最後は狂気の沙汰が繰り広げられるのです。

作品としては、とってもよく出来てるし、イ・ヨンエも流石な存在感を見せてて素晴らしいと思いますよ。特に最後の遺族達の心理描写あたりが、とっても強烈でリアルで常軌を逸したその姿がかなり印象に残りました。
ベェネチア国際映画祭で賞も獲得したようですし、作品としての評価の高さは納得いくものでは有りました。

でも、いやぁ、苦手なジャンルの作品なんですよ。
見終わった後も、凄く嫌な後味が残っちゃって・・・。

今回、迷った挙句に覚悟して「オールドボーイ」を借りてきてしまったのに・・・。
こんなのが続くとちょっときつそう。見ようかどうしようか悩んじゃいますね。

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