のらりくらりと・・・あくせくと・・・

噂ではチラホラ聞いてはいましたが、１ヶ月前の学年懇談会時に、子どもの隣のクラスが学級崩壊の危機を迎えているとの報告がありました。
その時からいろんな情報が駆け巡り、保護者達の不安は増すばかり・・・。

それからそのクラスは何回か保護者を交えた話し合いなども行われたようですが、一昨日の学年懇談会では、まだまだ情況が思わしくなく、修学旅行さえも危ぶまれるとのことでした。
既にそのクラスだけの問題ではなく、その影響は他のクラスにも及び始めていて、学年全体の問題として危機感だけがつのっていました。

そこで、既に補助の先生も入っていますが、学年の保護者で協力して見守りましょうということになりました。
まず、実態を把握することから始め、みんなで良い方向に向かえばという願いでした。



実際、隣のクラスの参観に行くということに抵抗も有りますし、そのことで我が子がいじめの対象になってしまうのも懸念されるので、どうしたものかとも悩みました。
でも、そのクラスに子どものいる友人達は、毎日のようにそのことで悩み苦しむ我が子を目の前にして苦労していますので、足を運ぶことで少しでも役に立てるのならとの思いから、昨日行ってきました。

我が子のクラスとその隣のクラスの間の辺りで、どちらとも無く参観してきました。
丁度両方のクラスが一緒に見えるだけに、その違いの大きさに愕然としました。

授業と、授業が終わって給食から昼休みへの時間を見ましたが、給食の時間だけでもその現状を思い知らされました。
我が子のクラスは、班毎に席を組んで整然と給食の準備が行われ、みんな楽しそうに語らいながらの楽しい給食の時間が有りました。

一方隣のクラスは、班組みのできてる班が２班。その他の子は、みんなバラバラ。
班組みをしようとしている子の横で、組まずに前を向いている子や、横の子とだけくっ付いている子やらいろいろ。
楽しい給食の時間というよりは、ただ無表情に栄養を補給する時間って感じ。
１人の子に聞いてみると、みんな組むのも面倒臭いらしい・・・。
それに、組んだら組んだで、いじめが顕著になったりもするらしいのです。

そして、少し離れた廊下では何かトラブルが起こったようで、数人の先生達と数人の子ども達が話し合い怒られているようでした。
結局、そのクラスの先生はその日も給食抜きのようでした。

この学年は、我が子がいるだけでなく、小さい時からずっと読み聞かせに入っていた学年だったので、どの子にも小さい時から見覚えがあり、とっても愛着の有る学年なんです。
みんな可愛くて、キラキラした眼差しで、コロコロ笑って、とってもノリの良い子達だったんです。
それが、前回の読み聞かせの時にも既にそのクラスではその兆しが少し現れてはいたのですが、昨日はより深刻で、みんな死んだような眼差しで、無表情。

いじめてる子、いじめられてる子、先生に反発してる子、反発していない子、おとなしい子、活発な子、荒れている子、荒れていない子。
その教室にいる子みんなから、笑顔が消えていました。
この前まであんなに可愛かった子達が、いつの間にこんなに変わってしまったのか・・・。
悲しくて、可哀相で・・・。
あの笑顔は何処に行ってしまったのか・・・。



胸が痛いです。
とっても胸が痛いです。
どの子にもあの笑顔を取り戻してあげたい！！