のらりくらりと・・・あくせくと・・・

学校の家庭科の宿題は、連休中に家族に食事を作ること。
その宿題のタイトルが「まかせてね今日の食事」だそうな。
おかげさまで、昨夜は初めて息子の手料理をいただきました。

以前家庭科の時間に作ったことのある料理を家族のために作りましょうということで、
我家の息子が作れるというメニューが‘焼きそば’と‘サラダ’だそうな。
お昼のメニューにぴったりですが、昼は塾で留守にしてますので、
昨夜作ってくれることになりました。

本当は材料の買出しからさせるべきなんでしょうが、
忙しい息子と残された暇な家族の図式は明らかなので、
暇な家族で買い出しときました。
そして、息子は家に帰るなり早速張り切って料理に取り掛かりましたが・・・。

息子は、モンテの幼稚園に通っていたので、包丁を使っての切る‘おしごと’があり、
その頃はよく食事の時に横で遊び半分で手伝ってくれていました。
ピーラーで皮をむいたり、スティック状にした野菜を１ｃｍ幅くらいに切ったりの程度ですけど。

で、今回どの程度できるようになったものかと楽しみにしていましたが、
これがどうして、その頃となんら変わらぬ有り様で・・・。
張り切っててそれかい？？？
「僕上手に作れるよー！」って自慢してたじゃん！

よくよく聞いてみると、学校で作った時は、
野菜切りなどは班の上手な女の子がやってくれて、
自分は炒めたり、ソースを混ぜて味付けしただけだったそうな・・・。

ひぇー！
反省、反省、ひたすら反省！
何も家で教えずして出来るようになるはずが無い！
私が悪うございました。（T_T)

それぞれの野菜を握っては途方にくれる有り様で、
いちいちどうしたらいいのか聞いてくる。
私も横につかず他の事しながら指示出してたので、
「ピーマンは２つに切って種出して！」というと、
ピーマンを横に２つに切って、種が出せないとまた途方にくれる。

「キャベツは葉っぱをボウルに入れて洗ってね」というと
丸ごとボウルの中で洗って途方にくれる。

「モヤシもボウルに入れて洗って」というと、
大半は流した水と一緒にゴミとなり・・・。

「にんじんは薄切りね」というと
大きさは小さいけど厚さ１ｃｍほどの薄切り？に。

「バラ肉は４つくらいに切ったら？」というと
１枚ずつ広げては切ってを繰り返し、手やあちこちがヌルヌルベトベト。

全てがこんな感じで、自分でやった方が数段早い・・・。
日頃、出された料理に入ってる野菜の形くらい覚えてない？
ってとっても悲しくなりました。
それぞれの野菜の処理の仕方など、日頃作ってる姿も見せとかなきゃいけなかったと
反省しています。

私自身は、小さい時から母の横で夕食の準備を手伝わさせられていて、
自然にあたりまえのようにしていたことばかりだったので、
息子の出来なさ過ぎさに愕然としました。
あたりまえに出来そうなことが全く出来ない。

炒めてからと味付けはとりあえず何とかなりましたが、
予想もしていなかったそこに至るまでの行程がこんなに大変なことだったとは！

とりあえず、できてよかったぁ！
イライラのし通しで疲れましたぁ。
焼きそばに時間がかかりすぎて、サラダは次回にお預けです。

先生有難うございます。
素晴らしい宿題でした。
おかげで私も大きな課題が見つかりました。


‘教えたように子は育つ’
まさしくそれを実感しました。
‘教えられないことは出来ないままに子は育つ！’