カテゴリ:ぴかままのいるところ
我が実家は都営地下鉄沿線にあります。
故に、どこへ行くにもまずは都営地下鉄に乗って、それから何かに乗り換えるなりなんなりするわけです。必然的に、いつの間にか東京メトロなどというおちゃらけた名前に改名した旧営団地下鉄との乗り継ぎを使うケースも多くなります。 この改名は私のいないときに行われ、あるとき帰国してみたら突然妙な名称に代わっていたというわけで、私にとってはこれは今でも「営団地下鉄」でしかない。それに文字で書くにも「営団」ならば二文字で済むが「東京メトロ」では5文字もあって場所を取るのでなんだかうざったい。 よって、ここでは「営団」と表記させて頂こうと思う。 都営と営団の両者を乗り継ぐ際、乗り継ぎ切符を購入すると、数十円割引になりお得な上に、たいていの場合いったん改札をでることになるのでその際に買い物をしたり食事をしたり、はたまた用事を済ませたりすることもできる、というのを昔から随分活用させてもらった。ところが、最近はこれに「30分以内」という時間制限が付いてしまっているのだ。これはSUICAだのPASMOだのといった非接触型ICカードが導入されたときにそうなったのか、はたまたそれ以前のプリペイドカードの時だったかはっきり覚えていないのだが、とにかくカードを使って乗り継ぐ場合、前の改札をでてから次の改札を入るまでに30分以上過ぎてしまうと割引にならないということである。 これもいつの間にかそういう規則ができていたので、詳しく調べてみる機会はこれまでなかった。 ところが今日、実家~サントリーホール~稽古場~実家 という経路で乗ることになり、最初のサントリーホールまではいいのだがその先、サントリーホール(六本木一丁目)~稽古場(麻布十番)~実家(都営線内)というのをバラバラに乗るよりも乗り継ぎ割引が利けば安く済むのに・・・と思ったわけですわ(普段は実家もより~麻布十番は都営線だけで行ける)。 んで、我が最寄り駅の駅員さんに聞いてみた。 「パスモ使って乗り継ぐんだと30分以内ですよね?」 「ええ、そうです」 「これ、切符でも同じように30分以内というふうになったんでしたっけ?」 「・・・いや、切符ならその日のうちなら大丈夫なはずですよ」 ・・・おっ?! つまり、昔と同じように、乗り継ぎの際の「ついで」を楽しめるということだ。 だけど私、どこかで「切符でも改札を出る乗り継ぎの際には30分以内で!」と書いてあるポスターを見かけたような気がするんだけど。 それが今日、営団の某駅にて判明。 それは営団側のポスターだったのだが、よ~~~~~く読んでみると、「改札を出ての乗り換え」というのは、これは都営との乗り換えの場合ではなく、構造上発生してしまう、やむを得ず改札を出て営団同士を乗り換えるケースにのみ当てはまるのだということなんですね。 都営との乗換の場合に30分以内という制限が付くのは、駅員さんの言ったとおり、ICカードを使ったときだけ。 というわけで、今日は「最寄り」~「市ヶ谷乗り換え」~「六本木一丁目」という乗り継ぎ(これはSUICAで)と、「六本木一丁目」~「麻布十番乗り換え」~「最寄り」という紙の乗り継ぎ切符を利用し、大変お安く移動することができました。 実は都営地下鉄、明日までの土日は「夏のワンデーパス」というのを発売していて、1日乗り放題で500円なのですが、これを使うと乗り継ぎ割引が利かなくなるのでこの場合逆に高くついてしまうのです。明日も行き先が営団だったりJRだったりするので、これは使えない。残念。 この夏は一度もこのパスを利用できませんでした。 稽古場までの単純往復が520円なので、土日に機会があったら使えたのになぁ。来週末は「秋のワンデーパス」、まだ発売にならないのかなぁ・・・(公演会場も都営線沿線なので)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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