東京Ｇ大の学生をしていた頃、週末や授業の無い日などは、結婚式場の聖歌隊のバイトに励んでおりました。今でも音大の声楽科の学生や、卒業したオペラ歌手の卵のバイトの代表格ですが、当時は教会式もとてもシンプルで、賛美歌２曲を３人で歌うだけでしたからとっても楽でした。今はいろいろと演出も凝っていて、ソロでアヴェマリア歌ったり、結構大変みたい。

当時、防衛庁（現 防衛省）の共済会館である「グランドヒル市ヶ谷」というホテル兼式場にもよく行っていたのですが、そこに専属のような形で我々と同じ事務所から派遣されていた牧師さんがおりました。なんでも、海軍兵学校の出身だそうで、もうほんのちょっと終戦が遅れていたら、人間魚雷「回天」に乗って海の藻屑となっていたはず、というかたでした。終戦後あるきっかけを経てキリスト教に帰依され宗教者の道を歩くようになったのだそうですが、やはり海軍育ちだけあって、自衛官のお式で軍礼装の新郎だったりすると、司式にも妙に気合いが入っていましたよ（苦笑）。

その後２０年近い年月が経ちました。
どうしていらっしゃるかな～とは思っていたんです。

さっき、楽ちゃんのブログの記事を読んでいたら、奈良の聖公会の教会を見学したという話題があって、あ、そう言えばあの牧師さんって、確か実は聖公会じゃなかったっけ？と思いだした次第（聖公会の場合牧師さんと呼んでいいのか神父さんと呼んでいいのか微妙ではありますが）。

なにしろそういう年代のかたですから、ネットで検索してもででは来ないだろうなぁと思っていたんですが・・・検索してみたらなんと！海軍兵学校出身者の会の共同ブログがあり、そこにコメントを書き込んでいらっしゃるのを発見！それも、つい２日前！

ああ良かった、お元気でいらっしゃるんだ！
それも、パソコン使いこなしていらっしゃるということ？！
す、すごい。だってもう８０は超えていらっしゃるはずですから。

とにもかくにも、お元気そうなご様子に心が温かくなりました。





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