かんこの親ばか 花＊花日記　　　　　　　　　　　～一人っ子育児進行形～

お嬢の卵アレルギー。
　
先々月(６月１３日)の【卵白】負荷試験では、
一口目の0.5グラム、ほんの耳かき１杯程度で即反応がでて中断という結果で涙しました。


今回は、【卵入りクッキー】の負荷試験に挑戦しました。


商品は森永の『ムーンライト』


森永 ムーンライト 16枚


＜卵とバターの味わいを豊かに焼き上げたムーンライト。
サックリとした歯ざわりと軽い口溶けが、後引くおいしさを演出しています。＞

というくらい、卵の風味がするクッキーです。


ゆで卵がダメでも、
卵入りのパン（菓子パンの多くが卵入り）や、卵入りのお菓子がイケルなら
お嬢の食生活も、かなりぱぁ～っとひろがるはず。

期待に胸をふくらませて、
親子三人、アレルギー科へでかけました。


９時に受付して、すぐに診察室（個室）へ入り
お嬢の体調などについて、看護師さんから問診。

試験の承諾書にサインして、先生の診察を受けました。


ムーンライトは２枚１袋なので、
本来の負荷試験では２時間で２枚を食べるようにコントロールするそうです。

しかし、お嬢の場合、
６月１３日の【卵白】試験では微量で反応がかなり出たこともあり、
先生が「慎重にする」と判断され、
通常の半分量（２時間かけて１枚）で試験することになりました。

１回目。

１／８枚を薬包紙にのせて、看護師さんが持ってきました。


卵白の時ほどではないですが、
お嬢、はじめての食材に少々抵抗。

クッキーというお菓子なのに、一口目を入れるまで

「むーーーー」

口をぎゅっと閉じてなかなか入れませんでした。

「慎重やねぇ」

と看護師さんも苦笑していました。

でも、一大決心してひとかけらを口にしたお嬢。
おいしかったらしく、あとは目を輝かせて手を伸ばしてパクリ！
残った粉々も、薬包紙からすべらせてお嬢の口に入れました。


さあ、経過観察開始。


病院から貸し出されたポータブルDVDプレーヤーで
はじめての『となりのトトロ』の観賞も開始。


ポニョほど食いつきが悪く、
はじめの＜まっくろくろすけ＞には喜んだものの

「まだねこバス出てこぉへんの？　お嬢、ねこバスみたい～」

としびれを切らす様子。。。

うーん。。。


１５分経過で看護師さんがやってきました。

「あら・・・」

お嬢の下唇を指して、

「ここ、気になる感じね」

と。。。


いわれて見てみると、
前回ほどではありませんが、ポワッっと濃いピンク色になって膨れている感じでした。


お嬢も、そうなん？ってようすで、かんこもチーも気づきませんでした。


他の看護師さんも呼んで、お嬢の唇の様子を確認。

どうも、アレルギー症状の疑い有り。

２回目のクッキーを目の前に、
先生を呼ぶことになってしまいました。


「食べたい～！　あれ食べる～！」

薬包紙に置かれたクッキーに、反応するお嬢。


今度こそと懸けていたかんこも、ドキドキで先生の診断を待ちました。


「うーん。怪しいなぁ。。
　でも大きな反応じゃないね。他には出てないし・・・、２回目いってみようか」

先生の言葉にホッとしつつも、
２回目の負荷でさらに反応がでるのかもという心配でハラハラ。


お嬢が、２回目のクッキー（１回目と合わせて1/2枚になる量）を自ら喜んで食べ終わり、
再び『トトロ』観賞も再開。


今度は、一緒にトトロに見入ってる場合じゃないと
かんことチーは、お嬢の唇の様子などを観察していました。


看護師さんも１５分後に来ますといいつつ、
頻繁にガラス戸からお嬢の様子を観察してくれていました。



そうしていると、

お嬢が右の首筋をポリポリかき始めたり、
右目をこすったりなどの反応。


「！」

首筋をみると、赤くなってるぽっちりを発見。

先にあった汗疹と区別が付きにくいのですが、
確かにポリポリしはじめた様子は、アレルギー反応！？

そして、お嬢が

「おめめ・・・かゆい・・・」

とチーの肩に顔をすり寄せ始めました。


ちょうどガラス戸から様子を見ようとのぞいてくれた看護師さんに、
「お願いします！」と声をかけました。


お嬢の反応を見て、すぐに先生を呼びにいってくれました。


先生が診察。

ライトをあてて首筋をみると、
明らかに新しく隆起した発疹を発見。

「じんましん、出たね。」

それから、目をかゆがる様子。
かんこが見つけた上唇の赤み。
眠たがる様子。


「ザジデンを」

と指示が出ました。





負荷試験　中断決定。



抗アレルギー剤を服用し、
それから１時間半ほど様子を観察。

首のじんましんと唇の赤みも収まり、
目もかゆくないとお嬢の申告。



最終的に、大丈夫というところで

「もうしばらく、除去を頑張ってください。」

と先生がおっしゃいました。


「あの・・・しばらくというと、どのくらいですか？」

「早くて半年くらいしてから、負荷試験をする・・・という感じかな」

「そうですか。」



お腹が空いたと完全にエネルギー切れ＆薬のせいで眠気満載のお嬢を連れて、
先に病院の近くにあるおそば屋さんへ、チーが連れて行ってもらい

かんこは一人残って、会計と薬局で薬をもらいました。



お嬢はダメだったということはわかっているけど、
思ったよりもショックは受けてないようでした。


どちらかというと・・・・かんこの方が、ショック大。





せめて、卵入りクッキーでもクリアできたらと
かなり期待していたので、

ホント・・・泣きそうでした。





小学校に上がるまでに、卵アレルギーから卒業できるのかな。。。。


ものすごく、不安になってしまいました。





でも、落ち込んでいる場合じゃない。





また、卵完全除去生活を、
いつかは・・・の日を期待して続けなくてはいけないだよね。



これまで通りなんだけれど、・・・ね。






２回目の負荷試験。

また、残念な結果になってしまいました。





めげてる場合じゃないとはいえ、
やっぱりショックなかんこでした。。。。。。。