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かんこの親ばか 花*花日記           ~一人っ子育児進行形~

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2011年06月06日
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カテゴリ:お嬢(6歳)
はじまり<第一の災難>は、本日の給食。

今日は、卵白のつなぎがはいった加工品が食材に使われている「大きなおかず」の日。

それを、代替食を持たせるのを、
かんこが すーーーっかり忘れてしまい
午前中のはしごの出先(整体、サークル)で、学校からの連絡を受けたのでした。

時間はもう給食タイムの直前。

どうやっても間に合わない!

「代替食なし」で対応をお願いすることになりました。


ごめん!お嬢。


「小さなおかず」を多めにしてくれるという話ですが、
「大きなおかず」つまりメインがない給食


本当にごめんなさい。お嬢。


かんこ自身もやってしまった失敗にショックで、
昼食を食べる気もおきないくらい。反省の嵐。

お嬢が帰宅するのをハラハラしながら待ちました。


待ちきれずに、下校時間になって
ちょうどお友達と別れて歩く道のほうへ、出迎えに。
一分でも早く謝りたかったかんこです。



・・・まさか、それがお嬢にとって、第2の災難を引き起こすことになるとは。



かんこの姿を見つけて、ぱっと目を輝かせて

「母ぁ~!」

と駆け出したお嬢。


その次の瞬間、
ごろん!!!!

え・・?ごろん?


なんと!

ものの見事に前につんのめって、お嬢が転倒!

その追い討ちに、
背負っていたランドセルがお嬢の後頭部に ガツン!
その重みで、顔をアスファルトにスライディング!!!

「お嬢?!」
「・・・・うわあああああーーーーーん!!!!」

慌てて駆け寄ると、

顔の右半分の 
おでこ・目の回り(まぶたもその下も、両側も)・鼻筋・鼻の頭・鼻の下
そして、口唇と歯茎から 出血


ついでに左手の甲と、右手の平もすりむいてました。

大惨事!



爆泣きのお嬢を背負い、
ランドセルを抱えて、家に走りました。

キズを水で洗い流して、キズパワーパッドを貼りまくり応急処置。
キズパワーパッド1箱半を使い切って、なんとかキズをカバー。

歯茎の切れた部分が結構深そうで、
そこが痛いとずっと泣き止まないお嬢。

氷を含ませたりして、ようやく少し落ち着いてきたら
泣きすぎて疲れて眠ってしまいました。



こんなことになるなんて・・・。


元はといえば、かんこが代替食を持たせるのを忘れたのが発端。
それがなければ、謝罪に迎えにいくことないし、お嬢が転倒することもなかったのに。

猛反省で、涙が出てしまいした。



情けない母です。






ところが、

お嬢の災難はそれだけでは終わらなかったんです。




お嬢が大転倒して、
かんこがかなり落ち込んでいるのを知ったチーが
仕事を早めに切り上げて帰宅してくれました。

その際に、歯茎が切れてお茶すらしみるというお嬢のために
なんとか食べられるものをコンビニで買ってきてくれたんです。

その中で、お嬢が選んだのは『バニラアイスクリーム』

「前に食べたことあったアイス」

とチーが用意してくれたそれを、
お嬢よろこんで ぺろりと1個平らげました。


その直後から、

「喉が痛い。なんかザラザラする」

と何度もつばをだし始めたお嬢。
それに加えて、

「おなかがいたい」

とおなかを抱えて寝込んでしまいました。



一気にアイスを食べたせい? と思い、
おなかを中心に体をあっためたりしていましたが、
ますます腹痛を訴えるお嬢。

トイレに行っても何もでない。

そのうち、
さらに機嫌も悪くなり、
元気もなくなり、
ちょっとぐったりした感じに。


次に、ぽりぽりと左目をこすったり、周りを掻き始めました。


え?

そして、気づいたかんこ。

目の周りに見覚えのある隆起した発疹。
これって、お嬢が卵を食べたときの・・・?


「?!!!!!!」

まさか!!

ゴミ箱に捨てたバニラアイスの空箱を探し出して、原材料のところをチェック。

「!!!!!!!!!!!」

『卵黄』の文字に、血の気が引きました。

「チー!!!! 卵!! 卵黄が入ってた!!」

悲鳴のようなかんこの言葉に、チーも仰天。



お嬢の症状は、卵を食べたアレルギー反応 だったのです!!



すぐさま、処方ストック用のステロイド剤『リンデロン』を服用。

しかし、発疹は全身に広がっていき、
かゆがる様子もひどくなるので、
さらに追加で『ザジデン』を服用させました。

しかし、30分経過しても治まる様子がなく、
次に、初めての反応である<咳>がはじまりました。


コンコン、コンコン、と何度か繰り返される<咳>。
そして、そのうち<声がれ>もしてきて、
アレルギー反応【中等程度】の状態に!!


ここまでの反応は、かんこもチーも初めてだったし
しかも「薬を飲ませているのに治まらない」という状況で、

焦り、半分パニックになっていました。


しかし、時刻は 20時30分。

かかりつけのアレルギー科のKR医院も、小児科のK医院もしまっているし、
夜間急病センターは21時からしか開かない。

それでもなんとかしなければと、救急医療相談に電話したら
急変が怖いので救急車を呼んだほうがいいといわれました。

「救急車はいやーーーー!」

お嬢が泣き叫びはじめ、救急車を呼ぶのを戸惑っているときに、思いついた最後の方法。

救急本部に電話をして、アレルギーも見れる医師がいる救急病院を探す!


当直医がどうかはわからないけれど、
小児科医がいる救急病院の電話番号を教えてもらい、
チーがソッコー電話。

家から一番近くて、
お嬢もアレルギーで診察を受けたことがある『日赤病院』に連絡しました。

アレルギーの専門医はいないけれど、
小児科医の当直がいるので受け入れOKとのこと。

すぐさま、お嬢を車に乗せて『日赤病院』に向かいました。


ぐったりとしたしながら、発疹部分を掻き毟ろうとするお嬢。
それを氷水やアイスノンで冷やして防ぎながら、車を急がせました。


21時くらいに病院に到着。
受付を済ませて、名前を呼ばれるのを待ちました。

チーと二人でお嬢を抱えて、掻き毟るのを防ぎながら
ぼぅっとしたお嬢に声をかけながら、

ひたすら必死に待ちました。

病院についたとはいえ、
どうか急変しませんように!!と 必死に祈りながら。


待ちました。

待ちました。

待ちました。

待ちました。

待ちました。

待ちました。





1時間たっても名前を呼ばれない。


なんで?!

アレルギーショックで急変が怖いからとやってきたのに。




そのうち、お嬢の<咳>はおさまっていて、声も元の状態に。
発疹も見れば引いてきている様子。


素人目にみても、最大の山場を越えたような・・・感じ。

これって、今さら<付け加えの処置>をされるほうが良くないんじゃないかも。

ジッと受付と診察室をにらむように見つめているチーに声をかけました。

「・・・もう、帰ろ・・・」

そのとき、冷えピタをおでこに張った男の子を抱えたパパさんと、
のんびりした表情で看護師さんと話しているママさんが出てきました。

それと同じくして、
もうひとつの診察室から別のパパさんが出てきて
自販機でお茶を買って、ちょっとニヤニヤしながら入っていきました。



えっと・・・どうなってるんだろう。。。

なんか、複雑な思いがグルグルと回って、

やっぱり

「一番ひどいときは越えたから、もう帰ろう。
 今さら、診てもらっても、しょうがない気がする」


ともう一度チーに言いました。

チーも同じことを感じたようで、受付のほうにツカツカと寄っていき

「待って(待たされて)いる間に、症状が治まったようなので、
 このままつれて帰ります。」

と診察をキャンセル。


この行動に、お嬢が反応して

「もう帰るン? 帰っていいの?」

と、だいぶ大丈夫な様子で、
ちょっと嬉しそうに声を出して、
かんこの腕から離れて、自力で立ちあがりました。


その様子にホッとしながら、チーがもどってくるまで
お嬢の肩をギュッと抱き寄せて待ちました。


車に乗り込むと、安心したように目を閉じるお嬢。

「おうちへ帰ろう。 眠ってていいからね」

走り出して、すぐに寝息を立て始めたお嬢。
症状は落ち着いていました。



念のため、かかりつけのアレルギー科のKR医院に
自動音声電話で明日の診察を予約。

大事をとって学校も一日休ませることを決めました。




チーは、めちゃくちゃ責任を感じて落ち込んでいました。
明日のアレルギー科の受診も、仕事を休んで付き合うと。




家に帰り着き、寝室の布団の上で
安定した寝息を立てて、ぐっすりと眠るお嬢の姿に
今度こそ安堵した、かんことチー。





なんて一日だったんだろう。

お嬢には、本当にいっぱいいっぱい辛くてしんどい目に遭わせてしまいました。


お嬢にとって、最悪、最凶の厄日




元をたどれば、かんこが代替食を忘れたことが発端。
それから負の連鎖で、こんなことに。

かんこ、猛反省。。。。



本当に 本当に ごめんなさい。お嬢。


無事で、よかった・・・。











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最終更新日  2011年06月08日 01時15分17秒
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