隣人
美しい隣人...というテレビドラマが少し前にありました。ご近所とのおつきあいは、距離のとり方が難しいといいます。仲間由紀恵さんが「効果的にプレゼントを使ったり、周囲の人達に巧妙に情報を吹き込んで隣人を陥れていく姿」にはゾッとしました友人は、隣の方に誘われても3回に1回位しか行かないようにしているそうですなぜかというと、近所の方とあまり仲良くしてしまうと、仲違いしとしまった時に困るからだそうです。みんな、ちゃんといろいろ考えて行動してるんですね~確かに、普通の友人なら距離を置くのは簡単ですが、ご近所だとどうしても毎日のようにあってしまい、距離を置くのは物理的に難しいですよね。私は何回か引っ越しをしていますが、隣の方ととっても仲良くなった事がありますちょうど私が妊娠中に、赤ちゃんを連れていた先輩ママでした。赤ちゃんがいるとなかなか自由に出歩けないので、とっても心強かったですその後、彼女は地元の仙台に戻ってしまいました。お引っ越ししてしまってからも、泊まりに行かせてもらったり、時々遊んでいました。けれど、お互いに忙しく、ここ数年は年賀状だけのお付き合いになってしまっていました。今回の震災で久しぶりに連絡をとり、元気だったので本当に安心しました地震から暫くは停電で情報が全く入らなかったそうです。彼女はいつもとっても運のいい人です。今回も、いつもならエレベーターに乗ってる時間なのに、初めて遅刻したから、閉じ込められずにすんだそうです。津波の被害がすごかった区なのですが、彼女は何も知らず、卒業式があるのかお子様の小学校に聞きに行き、呆れた顔をされたそうです。その帰り、なぜか人だかりがしてたので、生鮮食品とかトイレットペーパーを並んで購入。その後、そうした物がなかなか手に入らないと知ったそうです。私が電話で話せた頃には、ガソリンが足りない位で、全く不自由はしていないと話していました。 今回をきっかけに、また連絡を取り合うようになりました。近々会えそうなので、とても楽しみです。多分震災後、同じように連絡を取り合い始めた方々も、多いのではないでしょうか。人と人との絆を強く意識するきっかけにもなった震災でした。多くの方々が犠牲になってしまい、離れた所に住んでいる私には言葉が見つかりません。でも東京にもいつ大地震がきてもおかしくありません。私が常に思っているのは、生きている人間にはいつか必ず平等に死は訪れる。200年前にこの地球にいた人達は今ここに誰もいません。そして200年後には、私達全員、この地球には誰一人いない。 死は早いから悪いという訳ではない。なぜなら、この世で私達は魂の浄化をしているだけだから。魂の浄化というのは霊媒師さんに教えていただいたことです。全てに恵まれたような方は、きっと前世からずっと魂を浄化させてきた方なのでしょう。また、人は死ぬ事で、周囲の人に何かを与えます。他人の悲しみを分かるようになる優しさ等を。その悲しみを乗り越え、優しさ等を身に着けることで、魂は浄化されるのだと思います。一方、自分を制することなく悪い事を重ねていく人は魂のレベルが下がっていくそうです。例えば完全犯罪であっても、現世で罰せられないだけの話。魂のレベルが落ちることに変わりはありません。現世で罰せられず、反省する機会が確実に減るので、魂のレベルダウンはもっと激しくなるでしょう。友人に似たような人が多いのは、魂のレベルが近い人が引き合うからだとのことです。魂のサイクルがどの程度で回るのか分かりませんが、大切な人を失った方、もうその大切な方は地球のどこかでまた魂の浄化をするために生まれ変わっているかも知れません。私は無宗教ですが、この霊媒師さんのお話はいつも胸に響きます。 私たちの身に起きる全ての事には意味がある そうです。自分自身を成長させる為の試練だと思い、悲観するのではなく、前を向いて歩いて行こうと思います。私も魂を浄化するため、生かしていただいている今を誠実に、過ごしていきたいと思います。