「悪人」~吉田修一著
I had read it.I felt something sad, painful and so on. 読了しました~。悲しい、切ない何かを感じました。 映画化されて、ちょっと気になっていた本。ある雑誌で紹介されていて、思い出したように読んでみました。読み始めると、あっという間。こういう小説って、何て言うんでしょう。ミステリー?恋愛小説? 初めは、ミステリーの部類かと思って読み始めたのですが…それだけではないから、引きつけられた方が多かったのかな~、と思いました。人間の持つ、悲しさ、孤独感、誰かと一緒にいたいという気持ち。優しさ、裏切り、そして愛するという感情。そんなものがうまく書かれた小説でした。 会話がずっと九州弁(語尾だけ?)なのですが、それがまたあったかい感じで、私は好き。描写や表現も、書かれている様子が、目に浮かぶようでした。映画化されて、キャストも分かっていたけれど、今回はあまりその方々を想像することなく、私の想像の世界が広がって行きました。これも、きっとこの小説の力かと。 疲れていた私の心が癒される作品でした。ただ、やっぱり殺人事件が中心になっているから、そのことを考えると、マイナスの気持ちになってしまいますが…小説としては、新鮮でおもしろい作品でした。いろいろな意味で、オトナの小説、だったかな。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 火曜日の英語。朝、5トレの土日分を聴きました。 Last updated June 07, 2011 10:16:34 PM