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★サンチャゴ巡礼日記

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2008年12月21日
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カテゴリ:巡礼余話
『こわれかけたこの星に今してあげられること』(徳間書店)
という本がたいへんおもしろかった。
エハン・デラヴィさんと、元ジャイナ教の僧侶で英国在住の
サティシュ・クマールさんが、いま緊急の課題である
「エコ&スピリチュアリティー」について語り合ったものだ。

この本を手にとったのは、とにかく巡礼に興味があるので、
エハンさんの「地球巡礼者」ということばが気になったから。
地球巡礼者(アース・ピルグリム)とは、エハンさんによれば
「私たち人間は、この惑星『地球号』の乗組員にしか過ぎない」
という気づきの表現だとのことである。

対談相手のクマールさんは、イギリスで持続可能な生活のための
意識変容の学習センター「シューマッハー・カレッジ」を運営している。
本にクマールさんの自伝『君あり、故に我あり』からの引用が多数あり、
それがとても興味深かったので、講談社学術文庫の『君あり、故に我あり』を
図書館で借りてきて読んだ。

そしたらこれが、「今年のベストワンではないか」と思えるような本だった。
幼くしてジャイナ教の僧侶となったが、ガンジーの自伝に触発されて還俗。
非暴力を訴えて世界を巡礼して歩き、
現在はエコロジカルかつホリスティックな思想の啓蒙にあたっている。

ジャイナ教の教えは、徹底した非暴力なのだという。
始祖のマハーヴィーラは釈迦と同時代の人で、
釈迦と同一人物ではないかという説もあるらしい。
ジャイナ教の教えは、クマールさんが導師から教えられた、
「魂を解放するための基本的実践」に集約できる。

以下は『君あり、故に我あり』からその部分を抜書きしたものだ。
(正確な引用ではなく、自分なりに簡略化したメモ書きです)

1.アヒンサー(非暴力)
・自分やほかのものに害を与えない。
・有害な思考や会話や行動を避ける。
・よこしまな意志から自分を解放する。
・いかなる否定的考えを持つことも拒否する。
・残酷な光景、悪意に満ちた会話、苦痛を伴う活動などを避ける。
・善意・積極的思考、やさしい口調や愛情ある行動を強める規律を身につける。
・思考を減らし行動を減らす。
・あるがままに務め、より瞑想する。
・沈黙を実践し、他者に奉仕する。

2.サティヤ(真実)
・自らの本質を含め存在の本質を理解する。
・現実をあるがままに受け入れる。
・善悪の判断を行なうことなう、あるがままに物事を見る。
・すべての判断を差し控えよ。
・恐れることなく真実に直面せよ。
・状況や人や自然を自分の欲得に沿うように操作することを避ける。
・ほかの人はほかの人なりの真実を持っていることを受け入れる。
・ありのままを受け入れ、あるがままに語り、ありのままに生きる。
・かくあるべしという見方を押しつける必要はない。
・恐れることなく真実を語るべきだが、やさしく語ることを学ばなければならない。

3.アステーヤ(盗むな)
・自分にとって必要不可欠以上のものを手に入れることを慎む。
・自分に必要なものを知るために、日々自分の持ち物を吟味し、自分の生活を見直す。
・必要なものの吟味を正直に行なう。
・与える前に取るならばそれは盗みである。

4.ブラフマチャルヤ(貞節と禁欲)
・清らかに暮らす。
・自然に忠実に生きる、自然に敬意を払う。

5.アパリグラハ(蓄えないこと、所有しないこと)
・なにも所有してはならない。
・必要とする分だけ取り、残りはそのまま残しておく。
・なにも蓄えず、持たず、所有せず、集めなければ不足するということはない。
・見栄を張ったり富を誇示したりせずに素朴に暮らす。
・衣服や食料や家具は素朴で優雅でありつつも質素であるべき。
・手段は簡素で、目的は優雅であるべき。
・持ち物を貯め込んだり、手入れするのに多くの時間を使っていたら、魂の世話をする時間がなくなる。
・外面の生活と内面の思考を共に簡素に保て。
・物質を敬いながらも物質主義からは自由であれ。
・消費を制限することが世界の均衡を保つ。







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最終更新日  2012年03月10日 16時44分32秒
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