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カテゴリ:インド・もの
インドに行くとよく見かけるものに「ダッバー」と呼ばれる三段式の弁当箱(他にも二段とか四段、五段などもありますが、三段のものが一般的です)というものがあります。
今のものはたいていステンレスでできていますが、円筒形の器がみっつ重なり、両脇を金具で固定して吊り下げられるようになったものです。まあ重箱みたいな感じなのです。 今回の写真のものはインドの某高級ホテルに置いてあったものです。 なんと陶器製の三段式ダッバーなのです。 まだステンレスなどなかったその昔は、こんな風に陶器で弁当箱を作っていたのかあ、なるほどねえ~ などと感心していたのですが、よく見りゃ絵柄が龍でなんだか中国っぽいではありませんか。それに持ち手も竹をあしらったようなデザインになってますし・・・ もしかしてこいつは中国製? と思うと、インド好きな私は急に興味が薄れてしまいました。 だっていまやインドの市場には安い中国製品があふれていますので、なにもこんなところで中国製品を見なくてもいいのです。もううんざりなのです。 でも、わざわざ高級ホテルに置いてあるものですので、ひょっとしたら年代物で高価なものかもしれません。 それにここはマハラジャのお屋敷を改造したホテルですので、昔マハラジャがわざわざ中国の陶工に作らせたダッバーなのかもしれません。 とは言ってもこんな中国っぽいデザインのものでは、私には「ネコに小判」「ブタに真珠」「ヘビに耳あて」なのであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.09.13 09:46:29
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