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カテゴリ:インド・伝統、風俗、風習
インドに行くと鮮やかな色のものが目に付きます。
店先に並ぶ香辛料の山、寺院を飾る彫像や神々、車のルームミラーに垂らされた花輪などなど・・・ この写真は、小屋掛けの特設会場の屋根です。 中央に建てられた支柱から全方向に伸びる色とりどりの布が、インドの強い日差しを受けとめてきれいに発色しています。 とまあ、インド人の色彩感覚の豊かさには本当に感心させられるのですが、それも生まれながらの環境のせいなんでしょうねえ。 ラジャスタンの乾燥したベージュの大地のただ中に、ぽつんと立つ原色のサリーをまとった女性なんてのを見かけますと、思わず「おおっ・・・」とたじろいでしまいます。だってそれはごく普通の普段着で、しかもそれで農作業などをしてしまうという服装なのです。やあねえ、これほんの寝巻きなのよお、なのです。 それがあーた、周囲の無味乾燥な風景を一変させてしまうほどの存在感を有し、それでいて決していやらしく見えないのです。あーゆーのがホントのおしゃれなんでしょうねえ。 そんな色彩あふれるインドの風景は、強烈な日差しによって生まれる強いコントラストとあいまって、旅人をみな名カメラマンにしてしまうのであります。 たとえ持ってるカメラが2万6千円のデジカメだったとしてもです、ええ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.09.13 09:47:29
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