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ラクダ隊商隊長の西方見聞録

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ラクダ隊商の隊長

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2008.09.04
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これはインドの街角でよく見かけるタバコ屋です。
まあタバコ屋と言っても商売のメインは「パーン」と呼ばれる噛みタバコなのですが、普通のタバコや簡易パーン(インド版仁丹のようなものです)なども扱っていて、店先にはそうした嗜好品を求める男たちが常に2、3人はいるのであります。

で、今回はそんな品揃えの中の紙巻きタバコ(普通のタバコですね)のお話なのですが、ここではタバコが1本から買えるのです。
タバコを1本ずつ買うというのは、インド庶民のフトコロ事情によるものなのか、それとも「タバコは吸う直前に買うのが新鮮でおいしいんじゃい!」というような都市伝説的な信念が長年にわたって受け継がれて来たからなのか私にはちょっとわかりませんが、とにかくタバコが吸いたくなるとこうしたお店で1本だけ買って吸うのです。なのでこうしたタバコ屋の前には、いつも何人かのお客がいるというわけなのであります。

さて、タバコは常に「吸う時に買う」というような人が、マッチやライターを持ち歩いているわけがありません。
では、どうやってタバコに火をつけるのかといいますと、タバコを買うとマッチも1本くれたりするのです。(注:このサービスはお店によって異なりますので、ご利用にあたりましてはお店に直接お問い合わせ下さい)
まあくれると言っても「どうぞ、こちらのマッチもお持ち下さい」などと親切に手渡してくれるようなことはなく、お客自身がカウンターの裏側に置いてある徳用マッチの箱から1本つまみだして持っていくというセルフサービスシステムなのです。
で、そんなセルフサービスを逆手に取って、マッチを2、3本つまみ上げ胸ポケットに仕舞おうとするような輩もたまにいるのですが、運悪く見つかってタバコ屋のおっさんに怒鳴られたりなんかしている光景なんてものを見ますってえと、人と人との関係がまだ濃かった頃のドラマ「時間ですよ」などを見ているようで、なんとも言えずいい感じなのでございます。自分が怒鳴られちゃったらやだけどね。

とまあそんなインドですが、今後経済成長が着実に進んで行けば、タバコを箱買いして悦に入るなんて人も増えることでしょう。
でもってそれと反比例するように、マッチを余計に取った取らないでもめるような光景は、だんだん減って行くのでありましょう。

♪インド~、下町あぁ~たりぃ~、時のぉ~流れのなぁ~かでぇ~

まっ、どこでも時代は移り変わって行くものなのであります。

​​​​​​​​現在インドの話題は「ラクダ隊商パインズクラブ」にて更新中です!​​​​





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最終更新日  2017.09.13 11:27:39



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