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カテゴリ:インド・商品紹介
小学生のころ、探偵小説に夢中になっていた時期がありました。 もともとは友達の影響で読み始めたのですが、すっかりそのトリコになってしまい、当時子供向けに発行されていた怪盗ルパンやシャーロック・ホームズといった本をずいぶん読んだものです。 またテレビやマンガなどでも探偵ものやスパイものといった冒険活劇は人気があり、スパイ手帳なるものまで売り出されたりして、あの頃の子供はそういった遊びもよくやりました。 そんな当時の探偵小説やスパイ映画といったものの中に、分厚い本や辞書にピストルを隠すというシーンが出てきました。つまり本のページをピストルの形に切り抜き、そこにピストルを収納して何気なく本棚にさしておくというわけです。まあ偽装というやつですね。 私はそのアイデアにいたく感心いたしました。なにしろそれくらいなら、実際にやれそうではありませんか。 これが腕時計にカメラを仕込むとか、自動車が空を飛ぶとかになると、ちょっと子供では手が出ません。そもそも当時の子供は時計もカメラも持っていませんし、ましてや自動車や飛行機はなおさらです。 それが本を切り抜くというだけならできそうです。 でも家にある厚い本といえば百科事典くらいです。しかしさすがに百科事典を切り抜くわけにはいきません。なにしろ当時の親というのは、子供より物の方が大事でしたから、高価な百科事典を台無しにしたのがバレたら、何回頭を叩かれるか知れたものではありません。頭を良くするための百科事典のせいで、逆に頭が悪くなりそうです。 そこで私は、厚さの充分ある少年マンガの月刊誌を切り抜くことにしました。本当は固い表紙の本がベストなのですが仕方がありません。 続きを読む *ラクダ隊商パインズクラブのページに移動します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.09.29 08:00:11
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