ありあまるごちそう
2005年【オーストリア】We Feed the Worldエルヴィン ヴァーゲンホーファー監督『オーストリアでは第2の都市グラーツで消費される分とほぼ同じ量のパンが毎日、捨てられる。アフリカから移住した労働者がスペインで作ったトマトは、輸送費を考慮しても安いという理由で東欧に輸出される。フランスでは小規模経営の漁師にどこでどんな魚を捕獲したかというデータをEUに報告するよう義務づけられ、それは結果的に巨大水産企業に利益をもたらす。取材陣は専門家たちにインタビューし、問題点を浮かび上がらせる。』(wowow onlineより)WOWOWにて視聴。大量の食料廃棄、日本でもすごい問題だろうけれど、地球規模で行われているのだな、と愕然。貧しい国の民はますます貧しくなり、多国籍企業の利益、成長が最優先される世界。ゆがんだ世界。いずれ天罰が下る!(*`Д´*)…のだろうが、肝心の多国籍企業のトップ、その背後にいて潤う大銀行にとっては、痛くもかゆくもない?責任すら感じない?「企業の利益」で、従業員やその家族が養われるのだから、それを追及することは企業として正しい、というわけだが、地球規模の問題に直面していても、一人一人は責任を負うことがない。せめてどこかの国の会社だったら、もう少し責任の持っていき先が見えるのかな。うわ。ネスレ不買。なんて思っても、何の解決にもつながらない。歯がゆい。