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我が国の「総理」を決める重要な選挙である。
私も含め(私は、不偏不党を貫くつもりではないが、議員個人の懇親会に参加したり、名刺交換等を行い通信等をいただいてはいるが。どの政党の党員にもなっていない。)ほとんどの方が、選挙権を有しない自民党総裁選挙。 そのことを批判的に見る方々もおられるであろうが、間違っても、日本共産党のように誰が、いつ決めたかわからぬような委員長を支持、あるいは好意を持つ方々は、このことを批判する資格はない。(志位委員長が、いつどのような手法で委員長になったのか?現在国会議員ではない著書を多数毎年出し、その印税で稼ぐような人が院政を敷いているなんてことは????) 公職選挙法の対象ではない「自民党総裁選」である。 綺麗事ばかりではないのは当然であろうが、それでもマスコミは、自ら伝えたいものだけを伝え、自らの主張に沿った論評ばかりしていては、国民の関心も呼びこまないであろう。 自民党総裁選に関し、記者クラブでの討論会をご覧いただこうとも思ったが、まあこれは切り張りされ、一部をデフォルメされているとはいえ、それでもある程度は、マスコミにも出ている。 従って、今回私は、自民党の青年局、女性局主催の「自由民主党総裁選挙公開討論会」の模様をご覧いただきたiい。 まお候補者同士の「質疑」は禁止事項となってしまっているのは、「動脈硬化」ではなかろうか??? 両候補がわが国発展の具体策語る 2018年9月14日 両候補がわが国発展の具体策語る 党青年局(局長・鈴木馨祐衆院議員)と党女性局(局長・太田房江参院議員)は9月14日、党本部において合同で「自由民主党総裁選挙公開討論会」を開催しました。 冒頭、主催者あいさつで鈴木青年局長は、頻発する災害や深刻な少子高齢化、目まぐるしく移り変わる国際情勢を念頭に「わが国は大変な変化の時代を迎える」と指摘。変化が激しく速い時代を乗り越えるための具体的な議論の展開に期待感を示しました。 続いてマイクを握った太田女性局長は、政治の女性参画や男女の賃金格差などの課題を指摘。「女性の視点がしっかりと組み込まれていなければならない」と、女性活躍に向けた取り組みの加速を両候補に要望しました。 その後、安倍晋三・石破茂両候補がそれぞれ演説を行いました。 安倍候補は冒頭、相次ぐ災害からの復旧・復興に全力で取り組むとともに、防災・減災・国土強靱化のための緊急対策を3年間集中的に行うことを表明しました。 また、皇位継承や東京五輪・パラリンピック大会などを控え、大きな歴史の転換点を迎えようとしていると指摘。「平成の、その先の時代に向けて、日本の明日を切り拓いていく」と力強く訴え、教育無償化や働き方改革などをさらに進めていく方針を示しました。 外交では、「戦後日本外交の総決算」を掲げ、北朝鮮の拉致および核・ミサイル問題、日露関係や日中関係を着実に前に進めながら、自由貿易などさまざまな分野でリーダーシップを発揮していくとしました。 憲法改正については、「自衛官が誇りを持って任務を全うできる環境をつくるのはわれわれの責務だ」と述べ、国民的議論の喚起に意欲を示しました。 一方、地方創生を政策の核に掲げた石破候補はまず経済再生に言及。「地方の中小企業や農林水産業には無限の可能性がある」述べ、その可能性を引き出すことで国民一人一人の所得を上げ、消費を増やし、経済の好循環を確立していくとしました。 また、将来への不安が消費に悪影響を与えているとの認識を示し、社会保障の改革も重点化。国民の立場に立ってオープンに議論し、将来の経済や社会保障、財政の在り方を示す会議体の設置を主張しました。 災害対策では「全ての市町村が同じ体制で対応できなければならない」として、専門の大臣およびスタッフにより構成される「防災省」の創設を訴えました。 憲法改正では「憲法に向き合うことは国家に正面から向き合うことだ」としてその意義を強調した上で、自衛隊の再定義や合区の解消などの議論を進めていく考えを示しました。 その後の質疑応答では、党青年局・女性局に所属する国会議員や全国の青年党員および女性党員の代表、学生部員、ニコニコ動画の視聴者から両候補に質問が寄せられ、自然災害への対応策や女性の支持・政治参画拡大策、憲法改正に向けた環境整備など、両候補は自身の考えや政策を丁寧に説明しました。 以上自民党公式HPより引用 この両候補者の冒頭の発言並びに質疑応答には「候補者らしさ」が垣間見えたものと思う。 「思い」も見えたのではないだろうか? 石破候補には、「外交」について、「地平を開く新たなビジョン」があるのであれば、発言していただきたかった。という思いもあるが、「新たなビジョン」とはある意味、これまでの外交成果をもたらした様々な要素を軽視、否定しかねる面もあるため、「継承する」と私は受け取っている。 これまでの安倍総理の任期を見ても、一部では「独裁」などといった論評もみられるが、その実「思い通り」になっている面はそれほど多くはないであろう。安倍総理継続にしろ、石破新任にしろ、この演説で語ったようには、うまくいかないことも出てくるであろう。 「問題点の指摘」だけではなく、「国会答弁」も含めたプロとしての「官僚」の役割といかに融合・共同作業を行っていくのか?も必要となる。「議員」だけで考え、実行しようとしても、「民主党政権」の失態から見れば、失敗するのである。 石破候補に「具体策」としては。実現可能性に疑問符を持たざるを得ないものが何点かあるが、これらはは「官僚」などとのすり合わせで「収斂」していく範囲の話であろう。 私個人は「高齢者対策」という言葉の中に「高齢者は対策の対象」このように石破氏が言及する点を高く評価するものである、「対策の対象」とされるからこそ「基盤」として考えられない。という指摘に他ならないが、その点からいえば、別段「高齢者」に限ったものではなく、「公文書」にしろ、社会福祉にしろ「社会の基盤」という重大な指摘があってもよさそうである。「高齢者」だけを取り上げたのは「集票対策」にすぎない。このようにも印象付けられた。 私は、そのような指摘は、「年金」にしても幾度かこのブログで示させていただいている。 「対策の一環でしかない」からこそ、「その場しのぎ」に終わってしまっている例は、これまでも多数あるのである。 また、石破氏は、過去の経験からは新たな時代は対応できない。 このような思想が見て取れるのは、若干違和感を持つ。「新常態」といえども、最近ではこのブログで何度か言っているが「知らないこと」など考えられない。というのが、人間という存在なのである。 だからこそ「新常態」といえども「過去の蓄積」の上に立つものでしかないのである。しかも科学だけではなく、人文系の学問とは、「現在」を証明さえできればよい。その逆は必要ない。のであり、そうなれば議論百出するだけで終わりかねない。 安倍総裁の発言よりは、石破氏のほうが「夢」はあるように見えて、「夢は夢」であるような厄介さを感じるのは、私だけであろうか??? 石破氏は、これまで彼が考えてきたような「UFO」による襲撃に対して、どの法律が適用できるのかどうか?ということを真剣に考えてきたことなどを語ったほうがよかったと思う。 私は、その例が最も石破氏らしさを強調することになると思うからである。 現状において「選挙情勢」は微動だにしていない。 これを変えるような石破氏の「言動」も見受けられない。 「誠心誠意」この言葉は、理解するが、「泥船から逃げ出した」このことは、「誠心誠意」と浜逆にあるということが、子の肩にはまだ理解できないらしい。身内が困った時に逃げ出されては困るのである。 石破氏が、「打破」しなければならないポイント。 これを理解しないようなら、何度戦っても同じである。 「万年総裁候補」のままで終わるであろう。 自らの痛い点には触れない。 これでは相手を攻撃しても、相手のダメージは小さい。 「評論家」であって「議員」までは勤まるとしても、「為政者」となれば、違う次元が必要なのである。そして少なからぬ国民は、その別次元を求めているのである。 「原理原則」は必要条件ではあるが、必要十分条件ではない。 私は、今回の自民党総裁選、このあたりに「見どころ」があるように思う。 文責 上田 和哉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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