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まるまるさとこ

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December 6, 2005
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カテゴリ:川柳


行ってきました~!
川柳マガジン川柳大会IN新潟。
日曜日は天気がよく心配していた雪は
全然降らずに、まさに川柳日和?でした。
が、やはりやはり、予想どおり
会場には思いっきりご年配の方ばっかり~!
気にしないつもりで参加したものの
「こいつ何もの?」という視線をひしひし感じ、
自意識過剰の塊になって席に着きました。
でも、いいの。
何でも経験よ!そう開き直り
最初に渡された句箋に課題の清書を始めました。



大会は2部で構成されていて
1部は「現代大衆川柳論」は是か非か!?という
川柳作家の方たちのパネルディスカッション、
2部はセンマガ句会王座決定戦競吟で
最初の一時間半がその課題を書いて提出する時間です。
事前投句を含め課題は全部で6つ。各題2句づつ投句でした。


私が投句したものは

「水」   空映る間違い探しの水たまり

      ぱしゃぱしゃと祭りに踊る水ヨーヨー


「冬」   降り立ったホームで冬は別の顔

      わがままは冬限定のオプションです


「友」   自叙伝にいつも顔出す友である

      前世でもきっと隣にいた友よ


「米」   プライドを傷つけぬよう米を研ぐ

      あの頃は米も研げない爪だった


「里」   「ふるさと」がうたい文句の旅企画

      つつましく故郷で今日も父と母
 
 
「時事」  流行語少しチープな判を押す

      建築に柱を持たない人ばかり  



全部提出し終わった頃お弁当が出て
さらに1時間後、いよいよパネルディスカッションの開始。
私は前から3番めの列にすわったので
正面に向き合ってすわっている作家の方たちとは
本当に真近。
ふだん雑誌でしか見たことのない
有名な先生たちがずらりとすわって
わきあいあいと川柳についてディスカッションをしている・・・。
今ってすごい場所にいるんじゃない、わたし。
こんなことって本当にめったに
体験出来るものじゃないよ~と興奮しながら
もう全部聞き逃さないよう、先生たちの話しに
耳を傾けました。
さて川柳にも作家によっていろいろな考え方があり、
例えば、「川柳というものは大衆が好む万人に通用する
作品を作らなければいけない」意見に対し、
「そう決めつけてしまってはいかがなものか?」
「そもそも大衆とはなんぞや?」とか
「自分の為に作るのか」「人を喜ばせるために作るのか」とか
(ってわたしはどっちもだと思ったけど)
定型の句についての意見では
「5・7・5が川柳の土俵だから出来る限り守ってほしい」
(選者によっては字余りなどはボツにしちゃうらしい)
反対に「字余りの句や散文的でも作品として
素晴らしければそれでいいのではないか」などなど・・・。
最後の方でなるほどと思ったのは
サラリーマン川柳などの公募の作品は
3割くらいが5・8・5だったり、6・7・5だったり、
定型にあてはまらない句なのだそうです。
それは昔の日本人の喋り言葉の区切りが奇数なのに対し、
現代の日本人の喋り言葉の区切りは偶数が多いので
リズムよく句を作ると
偶数になっちゃうんだそうです。
確かに!実はわたしも意識しないで作ると
中8だったりするのです。
川柳はリズム。
定型にこだわらず、作っていくのもよいのではないか?という
ご意見もありました。
そしてサラ川などはちょっと低く見られがちだけど
こうやって本格的に川柳を作っている人たちが
そのようなところにも乗り込んでいき、
公募の川柳のレベルも上げてゆきましょう・・。
そうおっしゃっていたのは
川柳学会専務理事の尾藤一泉先生でした。
その尾藤先生のお父様は尾藤三柳先生で
時事川柳の選者。今回は親子でのご参加でした。
そして途中、一泉先生に噛み付いていた人がいたのですが
三柳先生がマイクを奪い息子をフォローしていたのが
なんかすごくおかしかったです。さすが、
貫禄があります。
このパネルディスカッション、
伝統を守りたい派と
新しいものも受け入れよう派と分かれるとこがあり
どの世界でもあるんだなあと思いました。

また作品はひとり歩きするもので
自分の思いと違う解釈で心を動かしたり
作った本人よりももっと深く詠む場合もある・・。
作品は鑑賞者が詠んで初めてそれがいいものか
そうではないかが決まるんだというのも
共感するところです。だから同じ作品でも
人によって評価はまちまち。
選者に選ばれなくても、自分がよいと思った句は
大切にしたいなあと思います。

この議題の発起人で北海道川柳連盟会長の斎藤大雄先生が
定義している「やさしい言葉で共通性があり、人を楽しませる
のが川柳」ということも頭の隅におき、
私は自分の好きな句を
これからも作っていこうと思います。
やっぱり言葉をいじるのが好きだから川柳を作ってる。
それが、他の人の心を動かすものだったら、
みんなに評価されたらもっともっと嬉しい。
評価されたいけど、でも表面的で媚びてるようなのはいや。
そう思うとひとりよがりになっちゃったりするんだろうか?
そこがまた難しいとこだと思うけど
川柳をこんな風に考えるきっかけが出来てよかったな。


さてさてお次はドキドキの披講です。
選者が選んだ句を詠み上げ、自分の句だったら
呼名します。フルネームで返事をするのだと思ったら
「としこぉ」とか「てつおー」とか
大きい声で下の名前だけ言うのね。
それも抑揚をつけて呼名したり、句会って
そうなんだあーと初めて知りました。
わたしはというと・・・
「あの頃は米も研げない爪だった」が一句だけ入選。
同じ人が何度も呼ばれていて
表彰されたりしていてすごい。
でもみなさまの句は自分のことが精一杯で
ほとんど鑑賞できず・・・。
しょうがない、雑誌に載ったらじっくり読ませてもらおう。
「里」の句は自分ではいけるんじゃないかなと
思っていたのでボツで少し残念。
まだまだ大会の壁は厚いなあ。
やっぱりひとりよがってるかなあ。
表賞されている人に拍手をしながら
小さな世界で泳いでいるちっぽけな自分を
感じてしまいました。
ひしひし。

でもおバカなくらいポジティブシンキングなわたし。
いつか表彰されることを想像しながら
この瞬間から感性を磨いていきたいと思います。

この新潟の旅は絶対意味があるんだと思う。
絶対、絶対。



帰りはもう真っ暗。
万代橋のまわりのネオンやビルの明かりがきれい。
新潟は思った以上に都会的な街でした。
会場から新潟駅までは15分ほど歩き、
駅ビルの中でおみやげを買いました。
新潟のぼのすけさん
おすすめのおみやげを聞いていたので
瑞花の越後かきもちや笹団子、ぬれかきもち、
子供には新潟県限定のサクサクライスパフ入りの
『きのこの山』(でっかい!)を買いました。

おすすめだけあって
瑞花のかきもち、超ウマイ!!!
ぬれおかきも、もちもちして
今までにないおかき!
とっても美味しい☆
新潟、いいぞ。好きになりました(笑)


こうしてわたしの川柳ひとり旅は
脳みそに初体験した分のちょっとのしわが刻まれ
新潟=かきもちをインプットして
静かに幕を閉じました。


長い長い文章、読んでくれてありがとうです☆



































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Last updated  December 12, 2005 07:00:03 PM
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