ペットを飼うことの責任、何とか全うできたかな…
10月末頃から急に食欲がなくなり、散歩も嫌がるようになったMAX。 11/5 (日) 全く食べなくなったので、動物病院で点滴。 11/8(水) 動物病院で再度点滴。連れて行ったのは主人と長女。点滴をしても、少しの延命にしかならない様子。プログで MAXの介護 開始 の記事を書く。 11/9(木) MAXを家に残して仕事に行けなくて、会社に同伴出勤。いつもだったら、「留守番させるしかないよ…」と言いそうな主人が珍しく、「連れて行けるのだったら、連れて行って」と言うので決断。社長のがもらえたので、わたしの机の脇で一日を過ごす。もともと無駄吠えしない子だったので、とても静かにしていました。お昼休みに、かわりばんこに長女と主人が様子を見にやってくる。長女と車のラゲージスペースでおむつ替え。午前中は落ち着かないのか動いていたけれど、午後は熟睡。帰りは途中から調子が悪くなったのか、ゲージの中で動き、珍しくクークーと声を出すので大急ぎで帰宅。途中で、急いで注文してあった『老犬介護用 床ずれ予防ベッド』が届いたと娘から連絡があったので、「すぐに使えるように玄関に用意しておいて~」と電話をし、帰ったらすぐに寝かせました。口の中は出血していて、流動食も水も受け付けない。時々、娘たちが根気強く立たせて水の容器を近づけると少しは飲んでくれる。家族でMAXの面倒をみるシフトを考えました。11/11(土) わたしが休み。11/12(日) 我が家と長女家族で長島アウトレットへ行く約束をしていたので、全員用事なし。アウトレットへ行くのは中止して、皆で順番に看病することに。11/13(月) 三女がもともと休み。11/14(火) 長女がもともと休み。11/15(水) 次女が有給休暇申請。11/16(木) 長女が有給休暇申請。11/17(金) 主人が有給休暇申請。おおよそ1週間のめどはたったけれど、MAXを会社に連れて行った翌日の11/10(金)。前日に明日も連れてきますと社長にお願いをしてきたけれど、そろそろ本当に危ないかな… 11/10(金) 連れて行く事も、家に置いておく事もできず朝、社長の奥さんに連絡。「ちゃんと、看てあげて」と許可をもらって欠勤。社長宅も高齢の愛犬を看取ったことがあるので、こういう事には理解があって有り難い。翌日からのシフトは組んだので、これで1週間はなんとかしのげそう。そう思っていたけれど、口からは血が出てもう流動食でも食べ物を口にするのは無理な様子。水も体を持ち上げて立たせると、飲んだり飲まなかったり… 11/11(土) わたしが休みだったので、一日中MAXの傍でゴロゴロして過ごす。 11/12(日) 鳴くこともなく、ただただ何も口にできずに弱っていくのを見るのが辛くて、主人に「動物病院の先生に安楽死の相談してきて」とお願いしました。主人が相談をしに行って帰ってきて、どうだったかを聞くと、「やらない事はないけれど、選択した家族の心の傷になるからおすすめしない」という答え。やっぱり、そうだよね…一番考えたのは、ひとりぼっちで逝かせたくなかったこと。それだけはどうしても避けたくて、こちらの都合で日にちを選ぼうとしてしまいました。 11/13(月) 三女が一日世話をし、会社の昼休みには次女も帰宅して協力してなんとか凌げました。 11/14(火) 長女が朝からきてくれて世話をしてくれたけれど、時々様子がおかしいようでSOSのメールが何度か届く。主人が様子を見に帰宅したり、次女がこの日もお昼に帰宅。仕事後は、家族皆が急いで帰宅。6時半頃には全員でMAXを囲んで、撫でたり、励ましたり…7時頃、長女が「買い物をしてからアパートに帰るわ」と家を出た直後、2階で家事をしていたわたしの元へ主人が来て、「もう、だめかも…」と言うので1階に行くと、すでに息を引き取っていました。傍には次女と三女。すぐに長女に連絡をして、家族皆で最期の手入れをしました。体を拭いて、きれいなオムツに交換して、暖かい洋服を体の上に掛けてあげました。散々皆で泣いてから、遅くまで電話受付をしているペット霊園に連絡。明後日の葬儀と火葬の予約をしました。そして、わたしと三女は花を買いに行きました。1階洋間に布団を敷き、主人・次女・三女の3人が暖房をつけずにMAXの傍で寝ました。 11/15(水) 次女がMAXの介護をするつもりで有給休暇をとっていたので、傍で一日中独り占めして過ごした様子。この日も皆が急いで帰ってきてMAXを囲みました。そして、この夜も、主人・次女・三女の3人が暖房をつけずにMAXの傍で寝ました。 11/16(木) ペット斎場で葬儀と火葬を10時に予約してあったので、仕事に出掛ける前に皆で送り出す準備。段ボールや洋服やおもちゃはダイオキシンの関係で火葬にできないとのことだったので、運搬用に用意した段ボールにMAXを寝かせ、花をいっぱい敷き詰め、好物を一緒に入れました。ドッグフードやおやつ、蒸したブロッコリーやじゃがいも。そして、あと2回飲む予定だったボーン形のフィラリアの薬。それらをマフィンを作るオーブン用のカップに入れて一緒に詰めました。オーブン用のカップはこのまま一緒に火葬してもらえたようです。この日はMAXの介護のために有給休暇を取ってくれていた長女と、仕事の途中で抜けてきてくれる主人に託して出社。わたしは昼休みを前倒ししてもらってお骨拾いだけ参加するつもりでした。主人から思ったよりも早く火葬が終わりそう…と連絡があったので、1時間早く昼休みをもらい葬儀場に向かいました。着いたのは、お骨の部位の説明終了後、まさにお箸を持って拾う直前。ギリギリ間に合いました。MAX待っててくれてありがとう 12/16(土) 葬儀後、ハガキで連絡があった永大供養祭に長女と次女が参加してくれました。MAXが亡くなって、はや1ヶ月以上が経ちました。永大供養祭後、位牌とお骨は子ども達が持って帰ってきたのでまだリビングにあります。毎日皆で「マクちゃん、おはよ」「マクちゃん、ただいま」と話しかけ、孫は「わんわん」と両手を合わせてぺこっ。皆が立ち直りつつあるのに、一番心配な人がひとり。主人です皆、我慢して泣かないようにしているのにまだメソメソ。毎日、散歩も一緒に行って、一緒に寝ていたからね。何度も何度も人間の食べ物はあげないでってお願いしても、「欲しがるもん」と朝一緒に食べていた食パン。MAXが亡くなった後、「食パンを食べると泣けてくる」と泣きながら食べていたので、それ以降は食パンを買うのを止めました。前からMAXの弟が欲しい…とペットショップでミニチュアシュナウザーを見る度に言っていた主人。でも、もうどんなにお願いされても飼いませんよ その理由 やっぱりペットを飼うのにはお金がかかります。家族だから…とはいえ、これから年をとって自分達の老後の生活も不安なのに、健康な時はよくても、病気になったら十分な治療をしてあげる自信がない。MAXが元気な頃、動物病院の先生にペット保険に入ることを何度もすすめられました。でも、とても元気だったので入らずにいたらてんかんになり、その後その持病の為に保険に入ることはできなくなりました。医療費は全て実費です。医療費の負担が少なければ、もっと他の治療方法もあったかもしれない…けれど、我が家なりの精一杯のことはしたつもり。病気になったことを考えると、これから夫婦ともに年老いて最期まで責任をとるのは難しいと思います。そして、MAXを飼い始めた頃はわたしはパート、子ども達は小学生。現在同居している4人全員がフルタイム勤務なので、しつけをする時間もないし、留守番させる時間が長すぎる。そして、多分ずっとMAXと比べてしまう。「MAXはもっと賢かったよ」「MAXは…」って。主人がどんなに寂しがっても、やっぱり無理です…お世話になった動物病院は、年末31日まで診察しているようです。明日、お世話になったお礼をしてこようと思います。 我が家にはまだ18歳の猫のプリンが居ます。MAXとはトムとジェリーのような関係だったので、ちょっと寂しそう。追いかける相手がいなくなったので、運動不足が心配です。プリンにはまだまだ長生きしてもらって、皆で世話をし続けたいと思う毎日です。『人をダメにするクッション』 はもうすっかりプリンのmono