北山村のじゃばら
和歌山県でありながら、三重県と奈良県に囲まれ、和歌山県のどの市町村とも隣接しない特殊な位置にある北山村は、全国でも唯一の飛び地の村だ。良質の杉に恵まれ林業で栄え、伐採された木材の輸送は川を利用して筏によって木材集積地の新宮まで運ばれた。当時、北山村は人口の大半を筏師が占め、新宮木材業者と筏師は共存共栄、切っても切れない関係で成り立っていた。廃藩置県で新宮が和歌山県に編入された際、地理的にいえば北山は奈良県に属するところを「新宮が和歌山県に入ったのならぜひ我々も」との村民の意見が通り、和歌山県に編入された。平成の大合併で他の村が消滅した結果、和歌山県で唯一の「村」である。北山村は特産の「じゃばら」による村おこしでも有名だ。「じゃばら」はゆずに似た果実で、2001年からネット販売され需要が急増した。この背景については、ネットの楽天市場出店後、かねてから噂のあった「じゃばらが花粉症に効く」ことを検証するため、ネット上で花粉症効用調査1000人モニターを実施し、数日で10,000人を超えるモニターの申し込みがあり、このモニター調査の結果、47%の人から効果があったと報告されたことにあると言われている。現在、じゃばら果汁のほか、ジャム・酒・調味料などが販売され、村の基幹産業として成長を遂げている。「じゃばら」は「蛇を祓う」に由来するとされており、縁起の良い果実なのだ。花粉対策 じゃばら果汁300ml 和歌山県北山村から 花粉対策の蛇腹 ジャバラ価格:2376円(税込、送料別) (2020/12/16時点)楽天で購入>> 和歌山の特産品・名産品>> [特産品・名産品] TOP>> [HOME] へ戻る