カテゴリ:AMAZORA
「Bassment Party」のイベントまで2週間を切ったわ。どんなショウを展開しようか、妄想は膨らむばかり。今回のテーマのひとつである「退廃的な美」を表現するにあたりイメージがどうしても昔のオペラ座の衣装部屋やフランスの小洒落たレストランといった風景が思い浮かんでくるのよね。
そこで描いてみたのがこの作品なの! 遠い昔パリのレストランの片隅に貼られた、興業のポスター・・美しい女性のパニエから怪物が覗いているわ。興業だから大袈裟に描くのがこの時代の常だけど、実はドレスから覗いてる怪物たち、この女性自身の内面に潜むものばかり。彼女は美しく着飾り颯爽と街へ繰り出すのだけど、人間への嫉妬や憎悪、欲を抱いているの。 ここでAMAZORA-Bootの当初からのテーマ「人間の二面性」を表現してみたわ。美しさと毒々しさが共存する様はどか滑稽でどこか物悲しい・・だから人間って面白いと思わない? 昔のポスターを意識したので、カリグラフィーのペンのラインを浮きたたせ、当時のザラザラとした紙の質感を出したくて幾つか効果をかけたのだけど、満足のいく仕上がりになったわ。額縁のチョイスも頭の中のイメージ通りよ。今回のLIVEが過去に遡りフランス辺りで開催されたなら、きっとピポ子はこのポスターをカフェやレストランや街角に貼りまくっていたかもね。 ひとつのテーマをこうして様々なシチュエーションを想定して描き、音にしていくというのは実に楽しい事だわ。はてさて、6月16日ピポ子はドレスの女性か、それとも怪物か・・どちらで登場するかは見てのお楽しみ! (6/16LIVEの詳細はこちら) http://amazora-boot.com/bs45.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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