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テーマ:今日聴いた音楽(75608)
カテゴリ:ウエストコースト
■Kootch / Danny Kortchmar (1973)
こんヴぁんわ。 毎日リハビリで首をつってるピケです。 まあぼちぼちとやっていこうかと。 この日記もリハビリのほうも。 昨夜もリハビリ帰りで久しぶりに先斗町のほうに出てみたが、歩いているだけで暑い暑い。 何かを探してるんだけど、探し物が何かわからないので時間がかかる。 見つからないのは、本当は探す気がないからだろう。 ずいぶんとすっ飛ばして、もう夏になったかのようだ。 感覚は加速しても明日は明日でしかなく、1年後ではない。 明日になれば今日という日が昨日になりいつもと同じ順番で変わってゆくだけだ。 判ってはいるつもりでも、錯覚する。 70年代、ビートルズの解散で幕を開け、ジミ・ヘンドリックスの死やオルタモントの悲劇を経て、イーグルスの解散で楽日を迎える。 その中で、先日のメイスンと同様、70年代の名盤と呼ばれる作品にはクーチの名前がよく見られた。 ジェームス・テイラーとのフライング・マシーンやキャロル・キングと結成したThe Cityとかジョー・ママとか。 東海岸でそのキャリアをスタートさせた彼が西海岸に渡るきっかけとなったのは、ジェームス・テイラーのドラッグ禍によるものからか。 で、L.Aに渡りキャロル・キングとシティを。 で、このバンドもキャロルのツアー嫌いのため(だったと聴いたはず)、解散。 でその後はソロ活動に移ったジェームス・テイラーやキャロル・キングの作品やライブに参加していたが、彼もソロデビューすることになりこのアルバムを吹込む。 彼の好んだファンキー路線のままに。 ギターだけでなく、ベースやドラムといったリズム全体のコントロールも彼がやっている。 うーん、器用貧乏とはこのことを言うのだろうか。 ニューオーリンズを思わせる『Put Your Dancing Shoes On』から。 カリプソ的な響きを持つ2曲目と3曲目。 『Got To Say So Long』のようなゆったりとした時間の流れる曲もいいな。 『For Sentimental Reasons』は唯一彼の作品ではなく、スタンダードと化した名曲から。 ナット・キング・コールの歌が有名なナンバーだ。 70年代流のスタンダード新解釈といったところだろう。 私はこの3曲目と4曲目が好きだな。 カーティス・メイフィールドばりにソウルフルな『You're So Beautiful』 『My Mind Made Itself Up About You』からはどんどんブルージーになってゆく。 シャープでブルージーなギターだ。 「まあ、とりあえずやってみようぜ」と語りかけてくるような。 01.Put Your Dancing Shoes On 02.Up Jumped The Devil 03.Got To Say So Long 04.For Sentimental Reasons 05.Burnt Child 06.You're So Beautiful 07.My Mind Made Itself Up About You 08.Don't Jump Salty 09.Come Strollin' Now 70年代のカリフォルニアサウンドといってしまえば簡単なんだが、クーチにとってカリフォルニアとはただの場所でしかなかったのかもしれないな。 シンガー・ソングライター(死語?)としての彼の力量をいかんなく発揮した快作。 さて、新しく買ったDV機器の設定をするか… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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