ラーメン＆スナック　だいすき！

南阿佐ヶ谷にある萬福本舗で「限定ラーメン」９００円を食べてきました。

ここのお店は職場からも近いし、「とりねぎ坦々」という辛くてジャンクなラーメンお気に入りなので、よく足を運んでいます。


今回、雑誌の「ＴＯＫＹＯ1週間」で「愛・地球博」をテーマにした限定ラーメンを提供することになったということを聞き、しかも10月8日で終了という噂も聞いたので、食べに行きました。


１１：４５の開店時間に行くと、いつもは割合すいているのに、私のようなラーメンマニアの先客が８人くらい座っていました。みなさん「シャッター」（マニア用語で開店前に並ぶこと）したんでしょうね。

さて、実際に味わってみると見かけもすごかったんですが、味もすごかったですね～。



■スープ■　２．８／４．０
いつもと変わらぬ九州は久留米の特徴である特濃な豚骨スープでした。
ただ、いつもと違うところはジェノベーゼのペーストがスープの上にのっていたことですね。ミスマッチかと思いきや相性がいいのに驚きました。

ちなみに「ジェノベーゼ」とは、イタリア・リグリア州のジェノバ（Genova）県うまれのソースで、 バジルペーストに、松の実、チーズ、オリーブオイルなどを加えたものです。


■　麺　■　２．２／３．０
ここの麺は毎日九州から空輸しているほどのこだわりの麺なんです、湯で加減はいつもと同じバリカタで仕上げてくれていて、いい仕事してると思います。


■　具　■　０．１／１．５
手羽先の煮こごり、レンコンの素揚げ、クラッカー、チーズ、印字された海苔、そしてなぜかクッキー2個でした。緑の色のバランスをとりたいのはわかるんですが、全ての具がダメでしたね。

レンコンの素揚げは「みぞれとんこつ」というメニューのトッピングの流用品、手羽先もおつまみメニューの流用品でジェノベーゼスープとの相性はなし。

チーズ、クラッカーも単体ではいいんですが、このラーメンの具としては論外。印字された海苔はチープ感を感じさせるだけで意味なし。

トドメがクッキーですね。彩りとはいえ、ラーメンの中に入れる必要は全く思います。

店主が血迷ったか、やっつけで考えたとしか思えない組み合わせですね。はっきりってマズイです。


■バランス■　０．１／１．５
語る価値もありません。具が全てを台無しにしてました。麺とジェノベーゼスープの組み合わせは面白かったんですが、残念です。
これならいっそ、普通のチャーシュー西洋野菜のアンディーブなどをのせて、あとはジェノベーゼスープと麺でよかったのにと思いました。



総合ポイントは５．２ポイントです。普段出しているラーメンがそれなりに美味しいのに残念です。
雑誌の企画などに惑わされないで、自分のポリシーでラーメンをこれからも提供してもらいたいと思います。