テーマ:★ラーメン(14876)
カテゴリ:ラーメン
ここ富津には竹岡式ラーメンで有名な「梅の家」があります。 「竹岡式って何?」って思われる方も多いかと思います。チャーシューを煮たときの汁と麺をゆでたお湯、それにただのお湯を混ぜたものがスープ。そして麺はインスタントラーメンと同じ乾麺。それが竹岡式のラーメンです。 「そんなものがうまい訳がない」と皆思うのですが、あのガチンコラーメン道の佐野実氏をも「ウマイ!」といわせたこの超異色のラーメン。ついに食べることができたんです。 今回はデフォのラーメン(500円)に薬味(40円)をトッピングしました。 ■スープ■ 2.8/4.0 竹岡式の最大の特徴はこのスープです。感想は不思議なくらい美味かったです。シンプルな豚系のダシがきいていて、「鶏油などの細かい芸など一切使わずにチャーシューのタレしか使ってないのにどうしてこの味が出せるんだろう」と疑問が頭から離れません。脂を使わない分、あっさりしてるんですが、かといって軽くもないんです。創立40年を数えるようですが、歴史を感じる懐かしいながらも深い味でした。 ■ 麺 ■ 1.0/3.0 これは、やはり乾麺でしたね。サッポロ一番の麺を説明どおり、「きっちり茹でましたよ!」って味でした。柔いコシのない麺です。 ■ 具 ■ 1.2/1.5 デフォなのに角煮のようにゴツいチャーシューが5つくらい入ってました。分厚いんですよね。ゴリゴリした触感が残るチャーシューでしたが、ワシワシとくらいつける「これぞ肉!!」って感じのチャーシューでした。 あとはスープにとろけてた海苔ですね。潮の香りがぷ~んと漂う海苔でした。 あとこの梅の家の最大の特徴はざく切りした生タマネギですね。 「イレブンフーズ@新馬場」や八王子系のラーメン、最近、食べたとこでは「なんくるないさ@新橋」、「六坊@高田馬場」にも共通していえる味です。それだけでは辛いんですが、コクのある濃厚なものとあわせると清涼感を与える不思議な食材です。長ネギばかりがラーメンの薬味じゃないってことを証明してくれてます。 ■バランス■ 1.5/1.5 麺はイマイチでしたが、単純すぎる構成ながら、あっさりしてコクのあるスープとチャーシュー、生タマネギのバランスが絶妙です。さすが老舗の味ですね。 総合ポイントは6.5ポイントです。値段と懐かしい下町の店のような雰囲気を配慮すると7.5ポイントくらいいきますかね。旅情、郷愁を感じさせる味でした。 5人の地元の主婦の方々が店を切り盛りしてます。あれだけ大勢の人が調理して、かつラーメン作りの基本を無視したような調理法でどうしてあんなレベルの味が出せるのか不思議でしょうがなかったんですが、これは味のバランスを相当配慮している(経験的に)からこそ出せる味だと思いました。 まだまだ私の知らないラーメンがたくさんあります。ラーメンって食べ物は本当に奥の深い食べ物ですね。それぞれの土地に根付いた地のらーめんが全国にはたくさんあります。いつの日か全国のラーメンを食べつくしたいと思います。 「梅の家に一度は行ってみたい♪」って思う方は→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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