PISCES　～癒しのアフィリ～

　　　　　　　　　　　　*前回のあらすじ*
栢が明かした化け猫の正体は、江戸時代生まれの宗次だった。
宗次は、最初は幸せに暮らしてはいたが定年60になって「息子殺した」犯人を浮かび挙げ仇を打とうとしたが遭えて残忍な結果になり死に。その犯人も奉行所で処刑前に顔出した猫（宗次）が魂を抜き取ってしまい死没になったがこの猫と宗次のいきさつが「孤独からの解放」から家族のように育てたが宗次が亡くなった後に猫は「魂と引き換えに仇を」と乗り移り今でも「魂が餌」で喰っていた罪悪感を感じてはいた・・・
瑛氏の撮影も終わった後猫の宗次は、天上界で罪を祓い上ったが次の日に瑛氏は温泉の湯冷めのきっかけで風邪を引いて仕舞い栢と由が看病する羽目になったが・・・
話の分からない又は読みはぐった方は「魔が走る！！（１～２０）」をご覧下さい。

栢（かや）-占い部屋「栢乃舞（かやのぶ）」のオーナー兼占い師で瑛氏よりも年上だが正体は黒マントの女で「魔裁糸」を武器を持つ＆召喚魔法を使う。実は、神隠しにより捨て子で人間よりも超えた力を持つ・・・
神楽　瑛氏-癒し雑誌「ヒーリング・エナジー」の編集部。過去に２０年前に「黒マントの彼女（正体は、栢だった！！）」に助けられた時があり思いを・・・おまけに、新たな覚醒が・・・
和真　由（ゆい）-波乱な人生を送ったが渦事件のきっかけで栢・瑛氏と知り合い栢の店で住み込みで勤める。
謎の男-沙里菜と子供の事で呟きながら「魔事件」を追求をする。

　　　　　　　　　　　　　瑛氏・覚醒！！（１）

風邪で寝込んで早2日。
温泉から自宅に戻った瑛氏だが、結局その前日栢と由と一緒に帰っていた。

その前の日・・・
栢）「瑛氏、もう自宅だよ～頑張れ～」
由）「もうそろそろですよ～瑛氏さん～後は私達で布団も引きますし御粥も作りますから～辛抱してください」
瑛）「う～ん、そろそろね・・・」
瑛氏の状態は「無理強い」な状態でかなり無茶はしていた・・・

その結果・・・
今流行の風邪+α（悪化）で酷い状態であった事を医師に告げられ会社も休み、医者に行く前と休む前に「先輩からの化け猫レポ－ト」も渡してあった。

瑛氏は、魘（うな）されていく・・・
瑛）「なんで・・・こうなったんだろう・・・」
と、ふつふつと言った。

瑛）「でも・・・あの時・・・」

あの、瑛氏の何が起こったかとゆうと・・・

あの「化け猫事件」で栢が打ち所が悪かった原因で気絶をし同時に、瑛氏の怒りと同時におかしな事が起こっていた。

暴走的な怒り・・・

攻撃的な顔・・・

あれは、俺じゃない・・・

と感じていた・・・

でもあん時。
俺がガキの時に、栢に助けられてなんか言ってたな？
「俺、死にたくない・・・」って・・・

でも・・・
何で、俺がこんななパワ－に・・・
別人化みたいに・・・

馬鹿みてい・・・
俺って・・・

と、瑛氏は段々と疑問に走っていた・・・

そして同時・・・
大学の研究室には・・・

コンコン

？）「どうぞ」
？）「楓教授、研究レポ－トを持ってきました」
女性が、楓教授に言った。
楓）「其処に置いといてくれ・・・後で見るから」
女性は、楓教授を見て何かに気づいた・・・
女性）「教授、何か魔探しでも・・・」
楓）「ああ、最近夢を見るようになってふつふつと恐怖を感じる・・・あの忌まわしい想いから・・・3年か・・・」
女性）「教授も奥さんも子供も魔で・・・」
楓）「あの想いは忘れられない・・・例え恨みがあっても・・・」
楓の顔が怖い状態になって怒りもあったが・・・
女性）「ご、ごめんなさい。教授があまりにも苦しい思いをかけて・・・」
楓）「いや、僕にも悪い部分があった・・・妻と娘を仕事で放っていたのも・・・」
楓は自分を責めていた事もあった。

玄関の目の前に、妻と子供は魔で殺されていた・・・
そのショックと同時に、楓は恨みを持つようになった・・・

楓）「だから・・・僕は、魔を許せなくなった。仇を打ちたい位に・・・」
女性）「教授・・・」
と、女性は苦しいほど複雑そうであった・・・

そして・・・
女性）「きぁぁぁぁっ！！」
悲鳴を上げた女性は、もう息も無い同時に亡くなった・・・
噛み付いた後もあってか・・・
まるで吸血鬼のような感じの魔が出没をした！！

　　　　　　　　　　　　　　　　*来週続く*

魔が出没し正体は、楓との関係も（？！）
そして、風邪で寝込んでいる瑛氏は？
次回は、「瑛氏・覚醒！！（２）」をお送りします。

この作品はフィクションです！！