今起こっている事が夢であったらいいのに・・・
本当にそう思います。
今まで生きてきて死を意識したのは初めてです・・・

地震当日私は職場にいました。
とあるデパートの社員食堂の厨房で働いていますが、
食器を洗っている時に
ものすごい揺れを感じて、必死に丈夫そうなシンクにしがみついていました。
大きな地震がおさまってホッとしていると、また大きな地震。

ビルの7階なのでとにかく凄い揺れ。
周りからは「キャーキャー」悲鳴が聞こえ、
「神様どうか助けて下さい」と本気で祈りました。
正直、もうダメかと思いました・・・

揺れがおさまり
とにかくＴＯＭＯの保育園に連絡しなければと
ロッカーまで携帯電話を取りに行こうとしたら
ロッカーまで倒れてる・・・
壁にはヒビも入っていて、とんでもない事が起きてしまったと認識しました・・・

幸い自分のロッカーは大丈夫だったので
余震で揺れている中、必死で携帯を取り出し保育園に連絡したものの、
まったく繋がらない。
でも、保育園にいれば安全だとわかっていたので
やるべき仕事を終えて急いで歩いて帰りました。
電車が止まってバスは満員状態、道路も歩く人でいっぱい。
自転車を買っている人も多かったです。

公衆電話から保育園に連絡すると繋がり
みんな無事との事。
職場から保育園まで歩いて約1時間。近くてよかった。

ＴＯＭＯを連れて自宅に帰ると・・・
家の中はぐちゃぐちゃでした。
マンションの10階なのでかなり揺れたのだと思います。
トイレの水は外に出てしまっているし、
洗面所のシンクの中には棚から落ちた私の化粧品でいっぱいになっていました。
香水のビンが割れてすごい臭い・・・

寝室の本棚の沢山の本が落ち、
パパのパソコンのモニターも倒れていたし、
いろんな家具が前に移動していました。
バルコニーのお花たちも半分くらい倒れちゃった・・・

テレビには信じられない光景が映し出されているし
余震も半端ない。
もう怖くて怖くて・・・
ＴＯＭＯも当日は放心状態で疲れてすぐに寝てしまいました。
パパも何とか歩いて帰宅。

これからもいつ停電・断水・ガスが止まったりするかわかりませんし、
余震もまだまだ続いています。
原発の事もあるし不安です。
（いろいろ考えてしまって眠れない・・・）

パパの友達は関東を離れたり、国に帰ったり・・・
でも、私たちはこのまま節電に心がけて生活していこうと思っています。

生きるか死ぬかの状態の中、
頑張っておられる被災された方を思うと・・・

心よりお見舞い申し上げます。