昨日の4月23日は、イングランドのナショナルデーのStGeorge'sDay であった。
祝日では、ないので学校も会社も通常通り。ニュースで報道したり、カレンダーに書いてなければ、特に気づかない(イングリッシュのダンナさえ気づかなかった)マイナーな?ナショナルデーである。なんと、シェイクスピアーの誕生日と命日でもあるらしい。。
Wikipedediaで調べたら、スペインで言うところのサンジョルディーの日のことだった。
これは、知らなかった。。
「元来は、セントジョージは、キリスト教の聖人で、イングランド、ポルトガル、グルジア、スペインのカタルーニャ地方などの守護聖人である聖ゲオルギウスの祝日であり、イングランドではナショナルデーとされている。」のだそうだ。
「カタルーニャ地方では、伝統的にこの祝日に男女が赤いバラなどを贈りあうというバレンタインデーと似た風習があった。1923年に、カタルーニャ地方の本屋が、この日が、小説『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスの命日(1616年)であり、さらにシェイクスピアの誕生日(1564年)であって命日(1616年)でもあるというので文学に縁の深い日でもあることを無理やり!?結びつけて、当時プレゼント用に本を買うと赤いバラを添えて、本を贈るという風習を広めたのだそう。
現代、カタルーニャ地方では、この日は男性からは女性に赤いバラを贈り、女性は男性に本を贈る日とされていると言う。
日本では、日本書店組合連合会と日本カタルーニャ友好親善協会が中心になり、1986年に4月23日を「サン・ジョルディの日」と定めた。」
ーWikidepiaよりー
こんないきさつから1986年以降、本屋や花屋の催事でサンジョルディーの日のキャンペーンをやるようになったんですね。。商戦みえみえ。。
このカタルーニャ地方のサンジョルディーの日の風習のこと、実は、
私は、知っていた。。
サンジョルディーの日、日本でも知名度が低いけれど、何で知っていたかと言えば、
これこれしかじか。。昔のサンジョルディー関連の単発バイトの思い出が蘇る。
高校生時代の単発バイトの話しにさかのぼることになる。笑 (長いよ。。)
横浜の某大手書店の催事で知名度の低いサンジョルディーの日に本を商戦にからめて恋人に本を贈り合おうという催促キャンペーンのバイトに関わったのだった。。
みなとヨコハマの元町商店街の長いプロムナードに数箇所、本や手帳を並べた仮店舗が登場。
おそろいのいけてないピンクのトレーナーのユニフォームを着てキャンペーンを展開したのだった。本や手帳をお買い上げされたお客様に安っぽい造花のバラを1輪プレゼントするのだ。
これまたイケてない。。σ( ̄∇ ̄;)
初夏のような少し暑い中、けだるい中、キャンペーン開始。。グループリーダーの大学生の兄さんが、リーダー魂全開、気合の入った声で街頭を歩くお客さんに呼びかけをする。
高校生の私やバイト仲間の他の高校生ギャル軍団は、やる気なし。。
大学生のリーダー兄さん「おい、きみたちももうちょっと声を出してお客さんに呼びかけてもようよ!└( `・´ )┘ 短期の仕事だけど、全力投球しようぜ!これも社会勉強だよ。」
一同唖然!σ( ̄∇ ̄;) 「なんじゃ、この熱血兄ちゃんは。。とんでもない人がうちらのグループリーダーになっちゃったな。。」:暑さといけてないキャンペーンに半分やる気なしの私は、こう心の中でつぶやいた。。
男性は、シャイな人が多いのか、なかなか露店のワゴンの商品を見るどころか立ち止まってくれない。。
暇なおしゃべり好きのおじちゃんやおばちゃんが時折、来ておしゃべりしていく程度。。
おばちゃんA「サンペイサンの日?何それ?林家三平?師匠が亡くなった日なの?あの人は、いい話噺家だったよねぇ。。ぺラペラ。。」話すこと20分。
キャンペーンは、めちゃくちゃ暇だったのでよい暇つぶしには、なったかな。笑
マルチーズを何匹も連れたおじちゃんが歩いて来て犬に芸をさせて見せてくれた。これまた暇つぶしになった。笑
書店の責任者が時折、巡回して来て様子を見に来る。そんな時は、ちゃっかり高校生軍団、
ちらっと街頭に少し前進して声を出し、キャンペーンに気合を入れているふりをする。
あーん、本が売れないよぅ。。\(◎o◎)/
閉店間際、サラリーマン風の男性がワゴンへ近づいてくる。。
革の渋い手帳を見ている。リーダー、張り切ってサンジョルディーの話しをこの男性に
話し始める。。「せっかく、商品に興味を持ってくれるお客さんが来てくれたのに、サンジョルディーだろうが、なんだろうが、余計なうるさい説明が入ったら、煙たがって逃げていってしまうかもしれないのに。。お客さんが話しかけてくれるまで、そっとしておいた方がいいのに。。」そう、内心思っていた。。
案の定、男性、うつむいて商品を見ている。。
と、思いきや、「そうなんですかぁ。そんなステキな日が西洋には、あるんですね。日本男性も気軽に恋人にプレゼントを贈る習慣が定着するといいですよね。」と言った。
以外な展開!♪(・∀・) 好感触。。リーダーがんばった甲斐あった!?
この後、話しは、弾み、男性、なんと彼女のワインカラーの革の手帳と自分用の黒の革の手帳をお買い上げ! ♪(・∀・)
ここで、私の役目のラッピング班登場!手帳を包み、リボンをかけて最後にバラの造花を
つけて出来上がり♪
仕上げは、この言葉。。「ハッピーサンジョルディーデー!」
(↑こうお客さんに言うよう義務付けられていたんです。笑 )
超恥ずかしかったけれど、言いましたよ。。閑古鳥に鳴くイケてない!?キャンペーンに
今日初めて興味を示してくれたお客さんだったから。
初めて盛りあがった場面だった。。
男性、少し恥ずかしそうに。。「ハッピーサンジョルディーデー!」と返してくれた。
(いい人だ。。)
当時、半分やる気のないけだるい高校生だった私に少しやる気を起こさせてくれた出来事だったのである。笑 今は、昔。。
赤いバラは、使っていないけれど、赤いアクリルケースを使って春のアレンジを作りました。
名づけて「春のプリズム」です。
赤いプリズムの光。春の夜の出来事。
赤い光に包まれて
何かが始まる予感。。
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