隔週コラム　　　　　　　アミーゴ大倉

アミーゴ的音楽Vol.1「　ユセフ・ラティーフ　」



　ついのこの間、オレのデスクの前のＫが１枚のＣＤを持ってきた。

「　このＣＤカッコいいんだよね！　」

と、何気なくかけたのが、今をときめく

「　猪野秀史★INO HIDEFUMI　」

１曲目から1961年の大名盤ユセフ・ラティーフのLove Theme from "Spartacus"
を見事にカバーしたSpartacusの完成度が素晴らしい！コルトレーンに東洋思想を
はじめとする多大な影響を与えたと言われるユセフ・ラティーフ。その東洋思想
のエッセンスは彼がサックスからオーボエ、あるいはフルートに持ち替えた時に
奏でる優しい音色は、全ての人類を虜にするだろう！

バリー・ハリスの温かみに満ちたピアノの一音一音と相まって見事なハーモニー
を生み出している。この完成度は同曲のビル・エバンス・ヴァージョンを凌駕し、
また同時にジャズの範疇をすでに超え、クラブシーンの重鎮CALMにも精通する何
かを感じさせる。

アミーゴ的、死ぬ前に一度は、浸って欲しい、そんな１枚である。

アミーゴ、アミーゴ、アミゴ！



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