隔週木曜コラム　　　エゴのダンディズム　　by アミーゴ大倉

「　ウイスキーの聖地　６　」


サーファーがいい波を求めて旅するように、
アル中はいいPUBを求めて旅する、、、


青い空、青い海、、、
今、僕は憧れのアイラに向かっている、、、

僕はウイスキーを片手に、仲間とは離れ１人思いふけていた。
適度な心地よい風に力強い大自然、そして、心は、リラックス。
この三つがちょうど良くかみ合う時、僕は決まって
今までの人生を自然とふり返る時がある。

たった、３１年しか生きていないが、そこには深い歴史がある。
思い出すの決まって２０代だ。

いろいろと思い出すうちに、
リラックスな今の心の状態と

若く甘酸っぱいく、
そして無茶ばっかりしてたあの頃の思い出が

微妙なスパイスとなって

雄大な自然や旅の満足感が
優越感にひたることができる。
僕は、結構こんな時間好きだったりする。


右手に大きな島が見えてきた。

「　ジュラ島だ。　」

ジュラもウイスキー生産で有名な島だ。
アイラよりも大きな島で、大きな山々がはっきりと分かる。
スコットランドは、緑と青のコントラストが印象的だったけど
こちら、全く違う。

きっと、気候が厳しいのだろう、、、

荒れ果てた荒野のように
目に移るのは、強烈な潮風をもろにうけた
ハゲあがった、茶色い大地。

アイラもきっと、荒れ果てた大地なのだろう、、、

どこかシュールで荒れ果てたな光景に、
自然とウイスキーがすすむ。

いよいよアイラだ。