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カテゴリ:私のスキな☆☆たち
土曜日、実家に帰ってテレビをみていたら「星の王子さま」の特集をしていました。
何気なくみていたのだけど、観ているうちになんだか、その世界がやけに胸にぐっときて 結局最後まで、弟と2人でみてしまいました。 「星の王子さま」って、小さい頃は、意外と長く感じて途中でやめてしまったり、 読んでもなんだかよくわからなかった、なんていう私と同じような方も結構いるのではないでしょうか。 (ちなみに、私の持っている本は、初版が1962年の岩波書店から発行された 内藤あろうさんが訳したものですが、奥付には「小学6年、中学以上」と書かれてました。) 改めて、大人になった今読んでみるとたくさんの素敵な言葉に、圧倒されます。 昨日のテレビでもとりあげられていたけど、フランス人のサン=テグジュペリが 特別な意味を込めた言葉。 「アプリボアゼ」。 きつねと王子さまのやりとりが、昨日からずっと私の心を離れません。 きつね「あんたが友だちがほしいなら、おれと”アプリボアゼ”するんだな。」 王子「でも、どうしたらいいの?」 きつね「しんぼうが大事だよ。最初は、おれからすこしはなれて、こんなふうに、草の中にすわるんだ。おれは、あんたを横目でちょいちょいみる。あんたは、なんにもいわない。それも、ことばっていうやつが、勘違いのもとだからだよ。一日一日とたってゆくうちにゃ、あんたは、だんだんと近いところへきて、すわれるようになるんだ・・・」 きつね「人間っていうものは、この大切なことを忘れてるんだよ。(略)”アプリボアゼ”した相手には、いつまでも責任があるんだ。」 訳すひとによって、ちょっとづつ感じが変わる”アプリボアゼ”。 私なら、なんて訳すだろう。。あなたなら、なんて訳しますか? 弟は、今日さっそく本屋で「星の王子さま」を買って読んでました。 弟が買っていたのは、”アプリボアゼ”を「飼いならす」と訳していた池澤夏樹さんのもの。 今日のタイトルは、きつねが教えてくれた秘密です。 「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。 かんじんなことは、目には見えないんだよ。」 自分で訳す星の王子さま 星の王子さま ←これは、池澤夏樹さんの訳のもの。 星の王子さま愛蔵版 ←こっちは、内藤あろうさんの。 星の王子さま ←マンガ家辛酸なめ子さんの訳なんてのもあったりして。 思わず、フランス語を勉強したくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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