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カテゴリ:プレイバックシアター
今日という一日は、一体いつから始まったのだろう。
最終の新幹線に飛び乗る頃には、 1週間くらい広島に滞在していたのではないかと、 錯覚するくらいだ。 とても、昨夜着いたばかりだと思えない。 この時空を超越するような経験は、 いつもながらに不思議だ。 こころの奥深くに出会うようなワークショップや、 プレイバックシアターで起こる、 異次元な時空を旅する感覚。 目に見える現象としての身体と、 実際に経験している現象とが、どうも同じ現象ではないらしいのだ。 同時に複数の次元が存在し、 過去も未来も、今このときに同時にある。 それは、世代をも超えて、 遥かに自分の生が誕生する前の影響すら、今に及ぼしている。 宇宙の広大さが、一人の人の内側に広がっているということを、 否定できない経験として、積み重ねてきてしまったのだろうか。 ちょっと、言外にしにくい感覚なのだ。 「人はなぜ生まれてくるのか。」という、 原初的な問いの答えに、まだ誰も成功していないように、 わたしが、なぜ広島に居るのか、なぜプレイバックをしているのかなど、 答えようがないと言っては、言いすぎだろうか。 そういえば、NYでその質問をされたときのわたしの答えは、 「No choice.」だった。 目的があって選んだ感じが、全くない。 選びようがなかった。 むしろ、選ばれてしまった。 午前中のWSの中で、 急遽プレイバックシアターのストーリーをすることになった。 テラーは、被爆者の語り部だった。 平和教育の名の下では、 全く感じることなのなかったわたしの深部を、 今日この日、揺り動かす体験になった。 続きは、またあした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.21 20:17:57
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