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カテゴリ:プレイバックシアター
今夜は、カンパニー稽古。
超、忙しくしていても、なにわともあれ、 夜には、プレイバックのリハーサルに、 パンと意識が切り替わる。 それぞれが、昼間の役割を終えて、 家族や職場やいろんな人たちの支えによって、 今この時間を、ここで過ごす事ができている。 誰一人として、欠けることなく、 ちゃんとここに居る。 そのことが、もう、なんといってもすごいこと!!! それぞれには、それぞれの生活があり、人生があり、 その中で、この瞬間を同じゴールに向って、集中している仲間たち。 その奇跡的な営みを、 当たり前のように、享受しながら、 わたしたちがここにいる。 全く異なったプレイバック経験をそれぞれがしてきて、 今夜ここで、ひとつになる。 こういうプロジェクトチームやコラボレーションのような事が可能なのが、 プレイバックシアターだ。 何ヶ月も同じ劇団メンバーで、舞台稽古をしていなくても、 ふっと、瞬時に集まって、 何年も一緒に居る仲間に劣らない、呼吸を合わせていくことが出来る。 そういうメンバーたちに恵まれて、 今夜最高に幸せな気分に浸っている。 このメンバーを引き抜いたわたしは、ちょっと鼻高々。 本人たちは、それほど意識していないかもしれないが、 たくさんの可能性を、毎回、感じさせてくれる。 お互いの近況を語らなくても、氏素性をそんなに根掘り葉掘り知っていなくても、 テラーとして語ってくれる、ほんのちっちゃなストーリーが、 その人を、その存在の確かさを皆に確認させてくれる。 共感を言葉で表現するよりも、もっともっと体感してしまう。 仲間の経験を、プレイバックしながら、 その人を、そのまんま、感じてしまう。 プレイバックシアターの稽古は、単なる練習やエクササイズにとどまらない。 深く自分自身の人生や、こころの内側が反応し、 今まで生きてきたことの証が、ここに顕現される。 プレイバックシアターを本気でやっていくと、 その人の生き方そのもの、存在そのものが、自ずと変容していく。 そうしたプレイバックに足を踏み入れてしまった人が、 まるで必殺仕事人のように、 必要なときに集まって、いい仕事を成し遂げるとしたら、 それは社会の変容に、大きく寄与する事だろう。 ただしプレイバックで血は流れない。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.22 19:07:38
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